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紅葉の名所?桜の季節に湖東三山巡り(西明寺~金剛輪寺~百済寺)【日本半周してた旅~第45話】

湖東三山とは滋賀県の湖東地域にある西明寺・金剛輪寺・百済寺の三つの天台宗寺院の総称です。

室町時代までは多賀町の敏満寺、東近江市の大覚寺と合わせて湖東五山と呼ばれていたらしいのですが…

 

信長の焼き討ちじゃーー!

などの争乱に見舞われ衰退し、のちに復興した三つが湖東三山と称されるようになったそうです。

 

 

という歴史はさほど重要視せずにどんな場所か気になります。

紅葉の名所という湖東三山は桜の季節でも綺麗な場所なのでしょうか!?

どうせなら三山を一気に巡ってみようというのが2019年4月17日のことです。

 

 

今回は北から南へ下るルートで巡礼、少し長くなるので余計な戯言は控えめな内容となっております。

ワープする方はこちらからどうぞ。

  

 

龍應山 西明寺

駐車場

麓の山門前と中腹の2ヶ所ありますが、体力温存で中腹まで車で登ります。

駐車場の桜は満開~散り始めの頃合いです。

 

 

 

まずは境内案内図で順路を確認しましょう。

どうやら参道を上がらないで庭園から進む時計回りが順路らしいです。

 

 

 

不断桜

夏以外は咲いているという不断桜。

でも咲いていない!

普通の桜は咲いているのに不断の桜が咲いていないとは。

 

 

 

日本庭園 蓬莱庭

池の中央にあるのは折り鶴を形どった鶴島らしいのですが、僕の目が鶴を見つけられない!

でもさすがに綺麗な日本庭園。

 

 

ただ少しこう…木の色味が足りないと言いますか…

木が越冬でまだハゲてるんですよね。

 

 

 

石段を登って見下ろすとやはりかっこいい庭。

でも木がまだ…

 

 

 

さらに苔むした雰囲気のある山道を進みます。

 

 

 

苔を盗んでいくような悪い奴らがいるんですよねー。

自分の頭の上の苔でもむしってればいいのに。

 

 

 

この庭園・・・桜が全然ない!

庭を見て気づいたのは紅葉の時期に来るべきなんだということです。

ためになったねぇ~。

 

 

 

本堂と三重塔

正面ではなく脇から入るように本堂エリアに到着。

この2つは国宝に指定されていますよ。

 

 

 

三重塔は期間限定で内部の特別公開もしてますよ。

上に登るのではなく、壁画が見れるそうですが追加料金1000円也。

それよりもこの塔、なんかカッコイイ。

 

 

 

開運の鐘 一撞き100円 

 

この鐘の音で煩悩から開放され心が穏やかになる。

そう説明には書かれております。

 

 

しかし!

強く撞くとかえって煩悩が湧いてくるそうです、物は言いようですね。

 

 

 

樹齢1000年の夫婦杉

元々2本だった木が1つになったことから夫婦杉に。

手をそっと当てて良縁・子授・安産・長寿などのパワーをゲットだぜ!

 

 

西明寺は苔が綺麗、庭園よりも苔のほうが目立ちます。

桜を期待して行くのは禁物ですね。


龍應山 西明寺

住所

甲良町大字池寺26

拝観時間

8:30~17:00

所要時間

45分~1時間

拝観料

600円

駐車場

無料
公式URL https://saimyouji.com


 

 

 

松峰山 金剛輪寺

金剛輪寺のスタート地点の黒門です。

ここから本堂までは約500mの登道、ですが希望者は受付に申し込めば本堂まで車で上がれるそうです。

ただ金剛輪寺の良さはその道中にありました。

 

 

 

参道からしてなかなか風情があって良い感じ。

ただやはり木の葉は薄め、もっと新緑を!

 

 

 

池泉回遊式庭園

こちら白門を抜けると桃山時代・江戸初期・江戸中期の3つからなる名勝の庭園。

ここは綺麗なので必見ですよ。

 

 

 

桃山期の庭

木が寂しいことに、紅葉の時期にはこの木が色鮮やかになるのでしょうか?

 

 

江戸初期の庭

半分池の上に突き出た高床式は水雲閣という茶室。

 

 

江戸中期の庭

こちらも木々の毛、いや葉たちがまだ寂しいこと現状。

 

 

屋敷の中から桃山期

 

 

屋敷の中から江戸初期

 

 

屋敷の中から江戸中期

 

どれもなかなかに綺麗な景色です。

これは紅葉の時期になると絶景でしょうね。

良いお庭でした。

 

 

 

千体地蔵エリア突入

道の左右に鎮座する地蔵に見守られながら本堂を目指します。

 

 

 

中間地点の地蔵堂には桜がサラリ。

ここは特になのでスルーでもいいと思います。

 

 

 

再びお地蔵様達に見守られながら登っていくと…

 

 

三年分くらいのお地蔵様を見た気がします。

長いお地蔵様ロードを抜けると…

 

 

本堂エリア

ゴールの入口である二天門に到着、ここから先が本堂エリア。

 

 

 

やはりここも桜は少しだけ。

 

 

 

国宝 大悲閣本堂

 

 

三重塔

 

 

本堂までの参道と庭園の景色が良いので、車で本堂まで上がるのはもったいないです。

特に桜、いや紅葉の時期は非常に絵になりそう。

 


松峰山 金剛輪寺

住所

愛荘町松尾寺874

営業時間

8:30~17:00

所要時間

1時間~1時間半

料金

大人600円

駐車場

無料
公式URL http://www.kongourinji.jp


 

 

 

釈迦山 百濟寺

駐車場の桜が綺麗。

三山3つ目にしてやっと見事な桜と出会えました。

 

 

 

スタートは庭園から

 

 

やはりここも木の枝スカスカと寂しい。

縁側から眺めることもできるので紅葉ならば…!

 

 

 

本堂を目指し山の上へ

 

 

昔はここに城があったものの信長に焼かれ・・・

というお城の一部が残っていましたが正直よくわからなーい。

 

 

 

石段を登っていくと仁王門に到着。

草履の大きさは3m、にふれると健脚・長寿祈願になるそうです。

 

 

 

本堂

かつての本堂は現在より山側にあったが信長の手により焼失。

現在の本堂は1650年に建て直されたものだそうです。

 

 

 

観音様は格子戸の隙間から双眼鏡でご覧ください。

 

 

 

ここの鐘は自由に撞いてOK

余韻の長さと音色の美しさが楽しめる昭和の名鐘なんですって。

 

 

駐車場にあった桜が三山の中で一番綺麗でしたよ。

この時の百済寺の一番の見所が桜だったかも。

山の途中に琵琶湖方面を望遠できる場所があるのですがこの日は天候に恵まれず。

 


釈迦山 百済寺

住所

滋賀県東近江市百済寺町323

営業時間

8:00~17:00

所要時間

45分~1時間

料金

大人600円

駐車場

無料
公式URL http://www.hyakusaiji.jp


 

 

湖東三山のポイント

【季節】

ベストの時期は秋、三山とも桜の木自体が少ないので桜に期待してはダメ。

春は木の枝が寂しいので新緑~秋にかけてが良いでしょう。

春と秋では満足感にだいぶ差が出そうです。

 

【観光的オススメの順】

金剛輪寺 > 西明寺 > 百済寺

 

 

正直、春の湖東三山は微妙でしたが雰囲気は掴めました!

タイミングが合えば紅葉を見に行ってみたいものです。

 

この日は彦根城の葉混じり桜でおやすみなさい。

関西圏から離れて一気に中部、関東へと帰路の旅は進んで行きます。