フェリーは雑魚寝がちょっと・・・って方は結構多いと思います。
でも最近は雑魚寝部屋が減り、代わりに半個室型が増えているのをご存知ですか?
僕もこの半個室の2段ベッドタイプはよく利用していてオススメです。
さらに今のフェリーは綺麗で設備も充実しているのでゆったり過ごせるほどの快適さ。
しかも旅客だけなら値段も安い。
時間はかかりますがうまく利用すれば宿代わりにもなります。
というわけで今回はフェリー旅を詳しくオススメするお話です。
新日本海フェリー
【公式サイト】http://www.snf.jp
航路
航路はいくつかあるのですが、料金と設備面からオススメするのは以下の3航路です。
- 小樽市 (北海道) ~ 新潟市
- 小樽市 (北海道) ~ 舞鶴市(京都)
- 苫小牧市 (北海道) ~ 敦賀市 (福井)
料金
新日本海フェリーは他社と比べても運賃が割安に設定されています。
小樽~新潟は7200円から、他の2航路は10700円からと人間だけだとかなり安い。
これが一番下の等級の価格ですが、一番下でも半個室2段ベッドなんです。
ちなみに4m未満の自動車込ですと新潟航路で20800円から、他2航路は32700円から。
自動車を載せると一気に跳ね上がりますが1台で複数人同乗するなら割安感が出ます。
割引
新日本海フェリーはあまり割引がありません。
一般的に使えそうなのは復路が10%引きになる往復割引と回遊割引です。
船内の様子
ざっくりと主要なスペースだけご紹介
寝室
一番安い部屋でこの2段タイプになります。
通路から大部屋に入るとずらりと並ぶ2段式ベッド。
通常の2段ベッドと違って通路が上段下段ごとに分かれているタイプです。
なのでベッド前スペースはお向かいさんと2人で使えちゃう。
個室の入口はロールカーテンでプライベート空間確保!
大きな荷物はベッド前に置いてOK。
室内は縦が約200cm、横が80cmほどのスペース
【設備】
- 寝具(マット・枕・毛布・シーツ)
- 枕元にはライト・コンセント・小物置き場、足元には棚&タオル掛け・通風口
- 入口にはロールカーテンでプライベート確保
ロビー
綺麗で上階まで吹き抜けなので開放感もあります。
テレビもここで見れますよ。
ロッカー
自動販売機
ジュース・アイス・酒類・冷凍食品と豊富はラインナップ
売店
お土産が買える他、お菓子・おつまみ・飲料・アイスなども買えます。
軽食・喫茶のカフェテリア
レストラン
予約制の高級グリル
フィットネスルーム
エアロバイクとランニングマシンですが無料で使えます。
フォワードサロン
進行方向を展望できるの休憩室のような場所です。
お風呂
返却式コインロッカー・シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー完備です。
浴室内には湯船だけではなくサウナもあり。
苫小牧~敦賀の「すずらん/すいせん」と小樽~新潟の「らべんだあ/あざれあ」には露天風呂まで!
海上露天風呂…なんと素敵な響き。
屋外デッキ
天気がいい日はデッキでゆったりするのも贅沢
フェリーターミナル
阪九フェリー
【公式サイト】https://www.han9f.co.jp
人だけで利用する場合に特にオススメなのが阪九フェリー。
アクセス・時間・料金が利用しやすい航路なんです。
瀬戸内海は波が穏やかなのも良いところ。
航路
- 新門司 (福岡) ~ 泉大津(大阪)
- 新門司 ~ 神戸
時刻表的には神戸のほうが使いやすいのですが、船の設備がいいので泉大津をオススメします。
2020年3月に神戸航路にも新造船が投入されるそうです。
大阪~新門司航路の名門大洋フェリーとの新造船比較では阪九フェリーのほうが良かったです。
料金
下から2番目の等級であるスタンダード洋室が7850円~でオススメです。
1番下のスタンダード和室は6800円~ですが雑魚寝部屋になります。
割引
繁忙期以外ならばインターネット割引で人も車も20%引きになるので効果大です。
ネット割ならスタンダード洋室が6280円!
船内の様子
主要なスペースだけを抜粋します。
寝室
今回の部屋はもちろんスタンダート洋室です。
ネット割なら和室(雑魚寝)とは約800円差ですので断然洋室をオススメします。
廊下に面した扉を開けて大部屋へ。
新日本海フェリーと同様に上下2段タイプのベッドが16個並びます。
ただしベッドの入口が少し違って上下で同じ通路を使うタイプ。
ここの形状は新日本海フェリーのほうが良し。
大きな荷物は下段は階段下、上段は階段に置く形で少し狭い。
室内は縦が約200cm、横が約70cmほどのスペース
【設備】
- 寝具(マット・枕・毛布・シーツ)
- ライト・コンセント・枕元に小型ロッカー・通風口
- 入口にはカーテンでプライベート確保
新日本海フェリーにあった枕元の小物置き場がないのがやや不便。
ロビー
吹き抜け型のロビーの中央はイベントスペース。
暗号式と鍵式のロッカー
給水器
自動販売機
ジュース・酒類・アイス・カップ麺
貸切カラオケルーム
売店
船内で焼き上げているパンも販売、メロンパンがイチオシらしいですよ。
レストラン
お風呂
もちろん鍵付きロッカー完備。
こちらにも露天風呂があるんです。
デッキ
広々と開放的なデッキには椅子とテーブルもあるのでゆったりできます。
来島海峡大橋・瀬戸大橋・明石海峡大橋の下を通過したり、
船の上からの瀬戸内海の夕陽など普段見られない光景も見れちゃいます。
フェリーターミナル
フェリーの時刻に合わせてシャトルバスが運行されます。
太平洋フェリー
【公式サイト】http://www.taiheiyo-ferry.co.jp
航路
苫小牧 ~ 仙台 ~ 名古屋
おすすめは苫小牧~仙台航路、19時頃出航して翌10時頃に到着という寝て起きたらで丁度いい!
苫小牧~名古屋は40時間もかかるので暇つぶしに苦心しそうです。
船舶は3種類ありますが、「いしかり」か「きたかみ」がオススメ。
料金(苫小牧~仙台)
大人は9000円~、ここでも雑魚寝ではなく半個室の2段ベッドタイプ以上をおすすめします。
いしかりのB寝台11300円、きたかみのC寝台9000円が2段ベッドタイプです。
前述の2社に比べると割高の料金設定になっています。しかし!
割引
太平洋フェリーには割引率の大きな早割があるんです。
繁忙期以外で28日前までの予約なら旅客は最大50%引き、車輌は30%引きになります。
これを利用するとB寝台が5600円、C寝台は4500円!
船内の様子
古い写真しか持っていなかったので船内の様子は公式サイトを確認してください。
大体前述2社と同じような感じになります。
ちょっと違う点はレストランがバイキング形式ということですね。
フェリーターミナル
フェリーの良し悪し
昨今はLCCがあるので飛行機のほうが安くて早い場合も多いと思います。
でも宿泊費+移動費がフェリー料金で済むと考えるとどうですか?
寝て体力回復もできるし、有効な手段だと思うんです。
フェリーは大型なので揺れにくいですが、冬場は波が高くなりやすいので注意です。
お風呂が遊園地みたくなることもあります。
ベストは5月~10月くらい、晴れた日にデッキでくつろぐのは気持ちがいいですよ。
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