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10時間観光!ちょっとコアな小豆島濃密コース前編【日本半周してた旅~第31話】

小豆島滞在10時間の日帰りでこれ以上ないお手本のような観光だったんじゃないかと思います。

今回はみなさんにもそのパーフェクトコースをお伝えしたい!

それもこれも小豆島在住の「yosoさん」ツアーガイドのおかげなんですけどね。

 

 

というわけで4月3日のおはようございます、始まりは新岡山港からです。

フェリーターミナルに見慣れぬコーヒー自販機が、しかもCoke ON対応。

こいつ・・・新型か!?

 

 

どんなもんかと興味を引かれ、ブレンドコーヒー120円ポチッ。

コーヒーを片手に乗船だなんて穏やかで贅沢な朝じゃないですか。

もちろんボーディングブリッジじゃなくて陸から徒歩乗船ですよ?

 

 

デッキでブレンドコーヒーを飲みながら出航、小豆島の土庄港まで約50分の船旅です。

コーヒーの味としてはコンビニのほうが上かな。

 

 

いい天気、穏やかな海、コーヒーをゴクリ、ふぅ・・・油断してコートにコーヒーをこぼす。

穏やかだった僕の朝を返して!(全部僕が悪いんですけど)

 

 

 

8時20分 土庄港フェリーターミナル

フェリーターミナルから匂うアート感。

ART no SHOW TERMINAL = あー土庄ターミナル

 

 

前言撤回、僕が感じたアート感は気のせいだったようです。

でもこんな波のアートがあったり

 

 

こんなトイレアートがあったり

 

 

こんなアートがターミナルの外で僕を待っていたり。

 

 

冒頭でお話したyosoさんにお迎え頂き、早速食らう先制パンチ。

この時はまだおじさんじゃなかったから!

僕が本当のおじさんになったのはこの6日後のことでした。

 

島でのプランはyosoさんに完全丸投げをしたので僕も把握していません。

果たしてどんな所へ連れて行ってくれるのか!?

ここからyosoさんプレゼンツによる小豆島ツアーが始まります。

 

 

 

午前9:00 重岩(かさねいわ)

 

正式には小瀬石鎚神社の重岩という場所らしいです。

何やら車1台しか通れない細い山道をさすが地元民という走りで登って行くyosoカー。

豆腐屋にも負けていません。

 

住所

土庄町小瀬
駐車場 小瀬石鎚神社駐車場

 

駐車場に到着、ここからまだ徒歩です。

左側通行で長い階段を登るはぁはぁ。

 

 

階段がなくなり岩をよじ登るはぁはぁはぁ。

 

 

歩きはじめて10分弱でてっぺんの重岩に到達。

ご老人達も登られてきたのですね。

 

 

2つの岩が重なって重岩らしいのですが、僕にはいくつか重なっているようにも見えなくない。

どうやって重なったかはわかってないらしいです。

可能性としては噴火で飛んできたか、隆起?

 

 

本当に重なっているだけっぽいので地震などで崩れたら・・・

この細長い岩が抜けたらジェンガ方式でなんて考えてしまうバランス野郎です。

 

 

岩も凄いけれど眺めも良い。

見えているのは手前が小豊島で奥が豊島、その奥が玉野市ですね。

 

 

上りよりも下りのほうが気をつけないといけない急斜面。

上りでは気づかなかったけれど、下り階段からの景色もいいじゃなーい。

 

 

いきなりすごい場所を堪能しましたが小豆島はまだまだ始まったばかり。

下山した時に膝が笑っていたなんてことは決してありませんから!

 

 

 

午前9:30 樹齢千年のオリーヴ大樹

 

さすが小豆島はオリーブが特産なだけあって千年も前からあるのですね!

しかしそれはスペインから輸入したオリーブの樹だった。

 

住所

土庄町甲2473
駐車場 あり

 

なんか観光資源としてえらいお金をかけて持ってきたらしいです。

 

 

確かに太いですけど1000年という迫力は・・・。

比べるのはあれですけど神社とかだともっと巨木ありますしね。

 

 

海と合わせると少し絵にはなる。

せめて右奥に見える木々がなければ・・・。

観光資源と言うより島の象徴なのかもと前向きに捉えときます。 

 

 

 

午前9:45 ドラゴンロード

 

次に到着したのは手入れが行き届いてるとは言い難い寂れた感じの公園。

冒険の森ドラゴンロードだと?

 


 

冒険という名の巨大ローラーすべり台だった。

どうやらyosoさんは全国各地で鍛錬した僕の最速の滑りを見たかったようです。

 

 

やはりこの時間は子どもたちがいなくて助かります。

大人だって滑り台を滑りたいんだ!

 

全長約100mあるすべり台をしっかり堪能できました。

yosoさんも僕の滑りには驚いたに違いない。

 

 

さて次ですが・・・

今や小豆島で女性人気一番のスポットといえば?

 

 

 

午前10:05 エンジェルロード

 

潮が引いている時にだけ歩けるというロマンテックロード。

人気スポットだけあってしっかり整備されています、いやむしろされすぎたような・・・。

というのは後述します。

 

この日のエンジェルタイムは14時から19時20分までなのでまだ時間外ですね。

使用前・使用後の比較のようにエンジェル・ノンエンジェルの比較をしましょう。

 

住所

土庄町銀波浦
駐車場 案内所横にあり

 

 

エンジェルポスト

集荷はちゃんと毎日1回!

売店でハガキを買ってここから出そう・・・う、相手が。

 

 

 

恋みくじ

なんかちょっと怖さを感じるのは僕だけではないはず。

これが恋の狂気というやつか・・・。

 

 

 

ノンエンジェルロード

行く道が消失している!

これが潮が満ちている天使不在の状態です。

 

 

僕に潮を引かせるSPECがあれば

水が綺麗だし波もなく、こんな海でスタンドアップパドルでもやってみたいなー。

 

 

 

約束の丘展望台

エンジェルロードを見下ろせる天使の領域にこ・・こんなものが・・・

 

 

南京錠をつける位置ってここなのか・・・?

 

 

景色が綺麗だから恋人の聖地ですよね?

なのに恋人達が設置した南京錠がその景観を損ねているという矛盾に気づく日は来るのでしょうか。

おぞましい数の南京錠がある恋人の聖地もありますからね。

 

 

展望台から見ると海水に沈んでいるけど道があるのは確認できます。

 

 

これが干潮時刻付近になると天使が出勤してきます。

時系列から外れますが夕方まで時間を飛ばしましょう。

 

 

エンジェルロード出現

 

では歩いてみましょうか。

エンジェルに吸い寄せられたカップルがたくさんですよ!

 

 

ここで前述した整備されすぎの話に戻しまして、出題です。

実はこのエンジェルロード、以前とは様変わりしたそうです。

それは一体どこが変わったのでしょうか?

 

正解は・・・

 

 

エンジェルロードの幅が太くなった。

 

渡れる時間を長くするために砂を増やして道幅を広げたんですって。

実際に歩いてみると確かに広い、いや広すぎる。

もっと細いほうが絵になるのは間違いない!

これなら道のでき始めか終わりかけの時間に来たほうが良さそうです。

 

 

 

天使の椅子 

帰り際に1人の天使が物憂げに座っていた。

この天使、きっと独身だな?

 

 

 

時間を戻して・・・午前中のエンジェルロード後です。

次は奥の院に行くとのことですが・・・

 

 

奥の院 笠ケ瀧寺 10:35

 

この山肌にあるあそこが奥の院ですよ、わかります?

 

奥の院

住所

土庄町笠滝乙56

拝観時間

8:00~14:00
拝観料 無料
駐車場 あり

 

 

こんな絶壁に埋まっているだとっ・・・?

 

 

山の麓に参道の起点らしき石段を発見!

せっかくだから歩いて上りますか!?

 

 

と思ったのも一瞬、これが結構な急階段なので楽して車で上がろっと。

試合前に体力使うバカがいるかよ!ってアントニオ猪木先生も言っていた気がしますし。

 

 

車で上がれるのはこの中腹地点まで、ここからは己の足との戦いです。

 

【案内板】8時から2時まで。お先達へ、夕方はおつれの方がつかれて岩場がきけんの為。

 

え、これって「疲れて危険」それとも「憑かれて危険」・・・いや今は午前だから大丈夫だ!

 

 

旅の安全を祈願して鐘を一撞きし、それでは登りましょう。

えぇ、この斜面を見た時に「ほぇ~」って声が出てしまいましたとも。

 

 

ほぇ~~~

 

写真ではわかりにくいですがかなりの急坂、足場も凸凹。

仏様より鎖にありがたやーしたくなる斜面です。

 

 

まだまだ続くよ!

 

 

鎖→手すり→鎖の3エリアをクリアすると奥の院登場。

ご覧の通り絶壁の岩窟に埋まって建っています。

 

 

「本当よくこんな足場が悪くて狭い場所に建てたな」と、この手の寺院を見ると毎回思う僕。

そう考えると古き日本の仏教パワーはすごい。

 

ふと思いましたが、寺社って隙間に入り込むのが好きだったりするんですかね?

投入堂とか鵜戸神宮とかも岩窟ですし、北海道の太田山神社も。

 

 

ここまで登れば本殿まではもう少し。でも堂内へと続く階段がない?

入口はこちらになります。

 

 

岩壁に穴を掘って本堂までつなげたのですね・・・ますます仏教パワーすげぇ。

穴の中を中腰ですすんで行くと本殿ですが撮影は禁止!

 

 

というわけで後は実際に行ってみてください。

駐車場から本殿の下までは5分ちょっとで登れたのでそこまでハードってわけでもありません。

気をつけて上り下りすればそこまで危険もありませんし。

ただし「無理だけはしちゃだめ」って天からのお告げが聞こえた気がします。

 

 

まだ11時ですがブログがこんなボリュームになる濃密観光っぷりです。

一気に全部書くには長すぎるので後半に続く!ってことで。