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阿南の細道 ~ 四国一周の道vol.17

なんだこの綺麗で立派な建物は!?

今回の物語はこの建物がきっかけとなって繰り広げられたのです。

 

 

いつもの駅前見学の流れで走っている時に見つけたこの新しい建物。

これは阿南市役所だったのです。

 

 

 

 

屋外のみならず地下にまで駐車場を完備してる。

阿南市の街の景色からすると異色を放つ立派さです。

これが日亜化学工業の力なのか!!

 

日亜化学工業は世紀の大発明・青色LEDを開発した企業。

その本社がここ阿南市にあるのです。

阿南市の税収にどのくらい貢献しているのかは調べてないですけど!

 

 

ご覧の通り、開放的で広々綺麗です。

案内係の方もよそ者の僕にも親切にありがとうございます。

 

「すみません、阿南市の観光について教えていただきたいのですが。」

案内された観光で教えを乞います。

そこで得たキーワードは「恐竜・海岸・非公式・四国最東端」

 

 

最後に阿南市のキャラクター「あななん」を記念撮影。

 

 

 

それでは「恐竜・海岸・非公式・四国最東端」にまつわるストーリーへご招待。

↓今回の内容の動画はこちら!ご覧ください↓

 

 

それでは動画の解説です。

 

まずはキーワードその1、恐竜へ。

じつはここは観光課の職員さんからオススメされなかった出島恐竜公園という場所。

 

「子供向けの遊具があるだけで・・・大人の方が行って楽しめるかっていうと・・・・・」

 

なぜ僕は恐竜公園に来たのであろうか?

それは・・・そこに遊具があるから。(名言)

 


 

ここに棲む恐竜は2匹。恐竜の数え方が匹で合っているのかは知りません。

1匹はターザンロープ、もう1匹は滑り台。

しかしスベリダイナソーの方は立入禁止のロープが張られて使用不可。

ならば・・・!

 

 

確かにこれは観光課の方がおすすめしないのも納得です。

しかし「都市形成における遊具の役割と犯罪抑止効果」という論文を執筆している私にとっては必要な調査対象だったのは言うまでもありません。

研究は着実に進んでおりますよ。

 

 

 

中林海岸

 

ここからは観光課さんおすすめスポットへ、キーワード2の海岸。

海沿いの綺麗な道を走るのは?ということ中林海岸にやってきました。

 

 

 

なかなか綺麗な景観です。

しかしドライブ向けな場所ではないことは動画をご覧の通り!

海水浴向けですねここは。

今回は車を降りて見に行かなかったの水の透明度についてはわかりませぬ。

 

 

 

 

自販機うどん

 

ここは視聴者リクエストでやってきた横田自販機コーナー。

まぁ自販機レストランの1つってやつです。

こんなところにあるの!?っていう裏路地にありました。

しかもこの中にあるの!?っていうガレージっぷりです。

 

横田自販機コーナー

【営業時間】 24時間(品切れの可能性はあり)

【駐車場】  多分なし、駐禁ではないので路上駐車可


 

ガレージの中に並ぶ自販機はジュースが数台、うどんの自販機、カップ麺の自販機、カップコーヒーの自販機というラインナップ。

写真がキラキラ光っているのは加工ではなく鬼祭りの時に浴びた白い粉がカメラのレンズ内に・・・。

 

 

 

すごくレトロなカップコーヒーの自販機。

50円て・・・試しにお金を入れみましたがさすがに現役稼働はしていませんでした。

 

 

 

うどんはてんぷらときつねの2種類、どちらも200円。

おそらく全国のうどん自販機の中で最安値だと思います。

 

 

 

うどんの量も多いですしこれは安い。

味はだいたいみなさんの想像するような感じだと思います。

僕が食べている間にもお客さんが数名やってきて人気のほどが伺えました。

 

 

 

 

徳島のサグラダファミリア

 

キーワード3、非公式。

 

観光課の方にちょっと変わったスポットについてお尋ねすると出てきたのが「大菩薩峠」

大菩薩峠と言っても峠ではなくそういうレストランの名前なんです。

役所として公式に冊子などで紹介してはいない珍スポット。

 

何が変わっているのかって?

 

それは名前ではなく、このレストランはオーナーが自分でレンガを積んだ自作だということ。

しかも現在もまだ建造中で、徳島のサグラダファミリアだということなのです。

さらに建造中なのに営業中でもあるのです。

 

大菩薩峠

【営業時間】 10:00~20:00

【定休日】  金曜日

【駐車場】  あり


 

ぱっと見は怪しい・・・けれどレンガはしっかりと積まれてるようにも見える。

何も知らずに来たら怪しさはあれど自作感は感じないかもしれません。

中に入って確かめたい気持ちもあったのですがこの次に行きたい場所の時間があったので断念。

次回阿南に来た時は食事してみたいと思います。

 

 

 

時間を気にして行こうとしている先は・・・・

 

 

 

四国最東端・蒲生田岬

 

蒲生田(かもだ)岬は四国最東端の地なんです。

しかもここは行くまでの道が細く、大型観光バスとかでは通れない。

団体さんが行きづらいというこは隠れスポット的な匂いがするので気になる!

灯台なので隠れてはいませんが。

 

しかし日没までに戻ってこないと危ない!というタイムリミット付きです

急ぎ目でこんな場所まで行ってきます! 

 

 

 

国道から外れ細い道を走ること約40分、ようやく岬の近くまでやってきました。

 

するとなにやら見えてくる。

 

 

 

そんな殺生な!

 

 

40分かけて細い道を走ってきたのに・・・

観光課の方も通行止めなんて言ってなかったし・・・

諦めない心で念の為に駐車場まで進んでみると

 

 

おー、神よ!迂回路を用意してくださったのですね!

工事しているのは海沿いの遊歩道。

山を通るルートで仮設の道が用意されていました。

 

 

迂回路を登って降りて遊歩道に合流。

なるほど、遊歩道の崖が崩れたのを補修工事しているようでした。

 

 

 

灯台までの道のりが険しい。

山が急坂で階段が急です。

日没も迫っているので急がねば!!

 

 

 

灯台の手すりは老朽化のためにドントタッチ!

手すりの意味をなさなくなってしまったのですね。

 

 

 

灯台からの景色は・・・うーん、まぁこんなもんかな。

東向きに海なので夕日は見えません。

山肌というか崖肌にはずっと向こうまで続く遊歩道が見えます。

ここで日が沈んだらゲームオーバーになるので向こうは諦め。

 

 

海の向こうには和歌山大陸が見えました。

 

 

 

別段景色がいいというわけでもありませんがそこまでの道のりも含めアドベンチャー感はあります。

マニアックポイントがお好きな方は蒲生田岬をどうぞ!

 

なんとか暗くなる前に岬を見終わり車へ戻る。

岬から国道へ向かう頃にはもうすっかり日が沈んで夕焼けタイム。

ふぅ、もう30分遅かったら危なかった。

 

 

 

と油断していたら・・・そう・・・

 

暗く、狭く、心細い山道に迷い込む。

 

深い森の闇へと消えていった・・・。

 

 

 

 

最後に残したメッセージは「かつ・・・うま・・・」