· 

超B級スポット・ハニベ巌窟院 ~ 四国一周への道 vol.7

火牛(かぎゅう)という幻のブランド牛をご存知ですか?

その歴史は遡ること約800年、西暦1183年。

源義仲軍と平維盛軍が倶利伽羅峠にて繰り広げた源平合戦が舞台です。

この合戦において源氏軍は深夜に数百頭の牛の角に松明をくくりつけて平家軍の中に突進させます。

混乱した平家軍は倶利伽羅峠の谷底に転落する兵士が続出し壊滅した。

 

その時に生き別れた火牛、当番組のスタッフが一生懸命探しました。

そしてついに我々・・・発見しました。

それではご登場いただきましょう、火牛さんです!

 

 

この火牛は現実的には無理がある戦術だということで真偽の程は定かじゃないようです。

信じるか信じないかは以下略。

でも信じることって、素敵やん?

 

 

この火牛のモニュメントは「道の駅倶利伽羅 源平の郷」のトイレの前に設置されています。

夜にトイレ利用しようとするとちょっと不気味だったり。

 


 

火牛の伝説は富山では有名らしく、小矢部市では火牛まつり(公式サイト)も開催されてます。

わらで作った牛の角に松明をつけて引くタイムレースが行われるが見所!

今年は7月28日開催予定ですが行きたい!けれど今年は行けない!!

 

この他にも小矢部市のシンボルキャラクターにも火牛が採用されています。

 

 

 

さぁ4月9日は石川県観光へ出発です。

 

 

プッツーーーーン

 

あれ?なんか嫌な感じが・・・。

車のシガーソケットから充電できない。

やりやがったか!ヒューズ飛ばし!!

 

 

おや、何やら奇妙な手相をしていますね。

生命線が・・・これはいけませんよ。

ヒューズと一緒で僕の生命線も飛んでいるようです。

 

 

ホームセンターで替えヒューズと原因となったであろうシガーソケットのハブを購入し交換作業。

そんなこんなで昼を回ってしまい石川県観光の時間が一気に削られたのは言うまでもありませぬ。

 

さらにこの日は福井まで行きたいので石川観光は1・2ヶ所かな~。

近いし千里浜なぎさドライブウェイに行こうかなと思ったら前日の悪天候影響で通行止め。

そんな時、視聴者の検索班の方からとあるスポットの情報が提供されたのです。

 

 

ハニベ・・・巌窟院・・・・

 

 

石川県のB級スポットであるらしいのですが、地元民は絶対行かないというのです。

自分で検索してみて行くかどうか判断してと言われましたが、構わん特攻だ!

あえて予備知識を入れずに行く楽しさ。

そして僕はみなさんの情報を信じています。信じることって素敵やん?

 

 

道中、おいしいと評判で大会でも優勝しているジェラート屋がとおすすめ頂いたのでペロリ。

 

マルガージェラート 野々市店

住所

石川県野々市市野代1丁目20

営業時間

11:00~18:00

定休日

年末年始

駐車場

無料・4台

 

ピスタチオとダークチョコレート、お値段確か490円くらいだったような。

平たく言えば美味しいです。

 

  

 

ハニベ巌窟院

 

見よ!これがハニベ巌窟院のファーストインパクトです。

こいつぁなかなかやべぇーぜ・・・。

 


ハニベ巌窟院

住所

石川県小松市立明寺町1

営業時間

4~9月 / 9:00~17:00
それ以外は16:00まで

定休日

年中無休

料金

800円

駐車場

無料


 

 

あまりの怪しさにやや躊躇しましたが拝観料800円を支払っていざハニベ!

一応、宗教施設的な感じなのでしょうか。

 

 

宗教的な施設と思いきやよくわからない像も乱立しています。

どうやらここは全てオーナーが自作したものらしいのです。

はっはーーん、これは宗教テーマランドだな!

 

 

大仏様の下に入り口があるので入ってみます。

何やら小さいお地蔵さん的なものが棚にびっちり並んでいます。

そこにドラえもんやらアンパンマンやミ○キーなどの人形も一緒かけられて・・・。

 

ってこれガチの水子供養じゃないか!!

 

 

 

道が山の方へ続いているので進んでみます。

 

 

登ってたどり着いたのは

 

 

またしても水子供養!!

いやいや水子供養をお金取って見学させたらだめでしょ!

全然楽しめる感じじゃないし!!

 

この時点でもうがっくりきている僕。

ハニベは失敗だったかも・・・。

 

 

山の上へ

まだ道が上のほうに続いているので行ってみます。

象とかライオンがいるんですが・・・・。

 

 

そして山肌をくり抜いたような洞窟が。

 

 

水子供養のあとにこれって不気味すぎるでしょ!

 

 

どうやらハニベ巌窟院はエリアがだいたい3つに別れているようです。

大仏のあった山の麓、ここは中腹、そして上部。

一応上部にも行ってみますか・・・。

 

ここからは舗装路ではなくなり、雨でぬかるむ土の道。

おもいっきりズボンが土で汚れました。

5分ほど登ると広場に到着です。

 

なんとそこには!!!

 

 

 

数体の像と寝そべっている全長約4mくらいの風化しかけている観音様が・・・。

悪路を歩いてきましたがこれだけです。

 

 

800円取るレベルじゃねーぞ!!

 

今回は完全に敗北です。

B級スポットどころかD級ですよ。

中腹まで戻って最後に資料館のような所の室内展示のものを見て車に戻りましょう。

 

 

 

と・・・資料館を通り抜けたその先に仁王像が守護する洞窟を発見。

 

  

あーここも洞窟の展示なのね。と期待もせずにイン。

 

しかし!ここからがハニベの本番だった。

というか全てをひっくり返された。

 

 

ハニベ巌窟院の本領はこの洞窟

写真ではわかりづらいので動画のほうをご覧頂きたいのですが数枚写真を載せておきます。

よくわからないけれど仏と地獄の世界が混在した超大作です。

 

 

この洞窟に突入したのが16時38分。

想像以上に長い洞窟でなかなか抜け出せません。

ハニベ巌窟院の拝観時間は17時までなので

 

抜け出す前に電気を消されたらゲームオーバー・・・

 

途中からは急ぎ足に、それでも要した時間は20分。

時間に追われていなければ30分位はかかりそうな洞窟です。

 

え?この写真だけじゃ物足りない?もっとと詳しくハニベ巌窟院を知りたい?

そんな方のために動画にしておきました!

 

 

 

しっかし、よくこれだけのものを作ったもんですわ・・・。

ハニベにがっかりしていた僕も手のひらクルーですっかり感心するばかり。

 

D級スポットどころか超B級スポットですよ!!

 

一般ウケはしないだろうからA級ではなく超B級です。

いわゆる珍スポット好きな方には是非とも行って欲しいスポットです。

800円分以上は楽しめました!

これは我々にとってのデ○ズニーランドと言っても過言では・・・ありますけどね。

 

日本全国おすすめスポットが色々!

グルメ&観光ガイドMapでは全国の「観光スポット」と「おすすめグルメ」の一覧を掲載中。

よければ旅行の参考にしてみてください。