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3、2、1、しまんと!四万十! ~ 四国一周の道vol.22

四国5日目の夜明けぜよ。

桂浜のすぐ近くにある種崎キャンプ場で朝を迎えます。

寝起きに海辺へ出てみると・・・

 

 

スケボーを持ってイヤホンで音楽を聞きながらちょこんと座って海を眺めるガールが!

見事なまでに絵に描いたようなシチュエーション。

どうやらこれはさわやかな1日が始まるようです。

 

 

もう残りの四国滞在時間が少なくなってまいりました。

なのにまだ高知市!!

この日は少し急ぐ必要がありそうです。

 

 

↓という一日の動画・第15幕はこちら

 

 

 

咸臨丸プレミアムクルーズ

 

それでは高知市から出発しましょう!

なのに高知新港に帆船が来てるから見に行こうよとおねだりされる。

仕方ない、今回だけですよ。

 

 

停泊していたのは帆船の咸臨丸。

4月21日から3日間だけの特別クルージングだったらしく、乗船する人の数がすごいのなんの。

溢れんばかりの人数が乗り込み出港。

よさこい踊りと大漁旗に見送られて船は大海へ。

 

 

よし、四万十に向かって移動!

いい景色を求めて県道47号線、横浪黒潮ラインを初めて通ってみます。

 

【結果】

・ほぼ木に囲まれた道路でいい景色はほとんどなかった。

・ワインディングロードという感じで走りを楽しみたい人にはいいのかも

 

僕の期待していたような道ではありませんでした。

23号のほうが正解だったか!

そんなこんなで須崎までやってきました。

昼ごはん食べたいなーと思いながら道の駅を目指していたらふと目にとまる「海の駅」という看板。

ちょっと見に行ってみます。

 

 

 

海の駅ぐるーめすさき

 

海の駅 ぐるーめすさき

【営業日】  土日祝営業

【営業時間】 9:00~17:00

【駐車場】  あり


 

海の駅っていうからもっと立派なものをイメージしていたら小さい!

食事はできるようですし、須崎のB級グルメ鍋焼きラーメンもあるようなのでここにしてみますか。

(空腹で疲れたので店を探すのが面倒くさかった)

 

 

しかしこの消極的なお店選択が結果として大正解!

土日祝のみの営業なのにこの日は偶然土曜日という幸運も味方しました。

鍋焼きラーメンは食べませんけどね!

刺身定食にしてショーケースの中からカツオのわら焼きをチョイス。

 

 

白米、味噌汁、かつおのわら焼き、煮物、トンカツ、りんご、きゃべつの千切り、文旦、わかめときゅうりの酢の物、たくあん。

カツオが400円で定食にして+450円なので合計850円(税込)でこれです。

かなりお安い!!

そしてカツオが美味しい!!!

地味に小皿が豊富なのが嬉しいです。

 

ここのカツオは高知では珍しく?ニンニクがなくてわさびです。

高知ってだいたいニンニクスライスですよね?

でもわさびって・・・・合うじゃないですか!

そんなに期待せずに入ったお店(失礼)でしたが安くて美味しくてラッキーでした。

 

 

 

ゆずタローとの出会い

 

食後のデザートは道の駅須崎で高知名物アイスクリン。

前の人が注文しているのを真似ていちごとミルクの組み合わせ注文!

初めて食べましたが…あーなるほどシャーベットだこれ。

東北のババヘラ的食感です。

 

須崎のご当地キャラかわうその「しんじょう君」が仲間になりたそうにこちらを見ている。

仲間にしますか?・・・いいえ。

 

ゆずの土佐犬・ゆずタローが具合悪そうにこちらを見ている。

仲間にします。

カツオ人間に続いて高知2キャラ目の旅の仲間ができました。

 

 

 

 

海が見える駅・JR安和駅

 

『道の駅のすぐ近くに安和駅という海が目の前の駅があるよ』

という視聴者情報を頂いたので来ちゃった。

 


 

四国には海が近くて絵になる駅として有名なのはJR下灘駅があります。

はたして安和駅はいかに?

 

 

僕の感想としては下灘駅より好きです。

下灘駅は駅と海の間に国道が走っていて結構な交通量があります。

さらに下灘の海は砂浜ではなくコンクリート。

写真でうまく駅舎と海を写すぶんには綺麗です。

が、肉眼だと国道とコンクリートがどうにもいまいち。

 

その点、安和駅は線路の向こうが砂浜と海で、湾となっている形もいいです。

夕景は下灘でしょうが青い海は安和駅のほうがいいです。

 

写真ではなく肉眼で見てどうかって大切なことだと思うんですよ。

写真映えが話題になる昨今、肉眼映えの重要さを私は訴えたいのです!

清き一票を!

 

ただ、らぶらぶベンチは一人では座りにくかったです。

 

 

 

四万十川・佐田沈下橋

 

この日急いでいたのは明るいうちにこのスポットを回っておきたかったため。

やってきたのは高知市から100キロちょっと離れた四万十市。

佐田の沈下橋です。

 


 

【沈下橋って??】

沈下橋は川が増水した際に水面下に沈下することを前提に造られた橋です。

その特徴として欄干がなかったり、あっても低いということが挙げられる。

理由は沈下時の水の抵抗を減らしたり、流木などが引っかからないようにするため。

橋が流されないように、流されても作り直しやすいようにという狙いです。

高知県以外にも全国(主に西日本?)に点在していますよ。

 


 

四万十川にはいくつかの沈下橋がかかっていますが中でも有名なのが佐田沈下橋。

川と山の景色と相まって綺麗な橋の景色が見られるのです。

僕おすすめのスポット!

 

 

 

なんとか暗くなる前に佐田沈下橋を見終わったのでこの日のミッション終了です。

というわけで少し早い夕食にしましょう。

 

 

 

ちきん館

 

中村の市街地を走っている時に偶然目に入った「ちきん館」という建物。

名前が気になっただけですが、気になったので行ってみました。

 

ちきん館(公式サイト)

【営業時間】 10:00~19:00

【定休日】  日曜

【駐車場】  店舗前にあり


 

ちきん館は簡単に言えば鶏肉を中心としたお惣菜屋さん。

白米の量り売りもあってお弁当としても利用できます。

 

ちきん館の売りは和風ローストチキン。

が、ローストチキンは半身売りからだとっ!?

一人で鶏半身は多いですよね。

 

しかしそれしか選択肢がないのなら仕方がない、半身をください!

お会計の時にレジ係のお母さんに話しかけられます。

 

「今日は彼女と一緒にパーティーか何か?」

 

 

ズドーーーーーン

 

 

まぁそうですよね、一人で半身のチキンなんて食べると思わないですよねー。

ただ僕は正直者なので

 

「僕、今ひとり旅行中なんですよ~」

 

「あら、そうだったの!?どこから?」

 

「北海道から来ました」

 

「え、北海道!!!!!!!!!」

 

リアルに3歩後ろによろめくお母さん。

なかなか見られない光景ですよリアル後退は。

 

北海道人という異国人が相当珍しかったのか、おかあさんがすごい食いついてくれます。

「車で来たの?どれ見せて!」

 

店の外まで出て札幌ナンバーの車を見て

「うわーすごい、写真撮りたい」

 

そんな中、お母さんの娘さんがお孫さんを連れてお店にやってきました。

すかさずお母さんが娘さんに

「ちょっとちょっと!北海道からだって!!見て!(車を指差す)」

 

お店にやってきた常連のお客さんを捕まえて

「ちょっとちょっと!北海道からだって!!」

 

 

翌日にはこの街に北海道人注意報が出回っているんじゃないかという勢いです。

そんな人情味あふれるお母さんにサービスまでしてもらっちゃいました。

ありがとうございますお母さん!!

高知のみなさん、暖けぇ・・・。

 

 

 

そうそう、そして本題の和風ローストチキンがこちら。

半身ですがまんまる大きくボリューミー。

しかしお値段950円、安い!

 

 

和風とはどういうことなのか?

それはあっさりめの照り焼きに近い感じの味付けとみつけたり!

ハーブとかの香辛料はあまり感じません。

お肉はすごく柔らかくて足を持ち上げただけでホロホロと崩れてくるぐらい。

これはなかなかすごい。

 

 

ちきん館はローストチキンもお店のお母さんも良いお店でした!!

お母さん、今度は彼女を連れて行くから待っていてください!!