一度に2万人が踊る!
それが愛知県豊橋市の秋の風物詩かもしれない「ええじゃないか豊橋まつり」です。「ええじゃないか」と言えば?・・・江戸時代末期に起こった民衆騒動の掛け声。その騒動の発祥の地が現在の豊橋市牟呂町であることに由来するお祭りです。
ええじゃないか豊橋まつりの内容は基本的に踊り。神輿担いだりとか、亀甲縛りの鬼を連行したりとか、そういうのはしないようです。
祭りのメインイベントとなるのが2万人が踊るという総踊り。観光的にも総踊りが一番良さそうなので、今回は総踊りに絞って紹介します。
豊橋まつり情報(総踊り)
1. 開催スケジュール
毎年10月中下旬の土日2日間
11:00~16:00 |
舞踊三昧(競技・演舞) | ||
15:00~16:00 | 子供総踊り | ||
18:30~20:00 | 総踊り |
10:50~15:00 |
舞らん行列 | ||
17:30~ | 総踊りファイナル |
2. 会場
豊橋駅東口の駅前エリアが会場。メインとなるのは片側3車線の大通りです。駅へと乗り入れる路面電車を休止させてもええじゃないか。
3. 交通規制
車利用で特にネックになるのは路面電車の走る駅前大通の規制です。
- 駅前大通り / 17:30~20:30
- 広小路 / 9:00~20:30
4. 駐車場
公式の駐車場は用意されていないので自分で探す必要があります。駅の東口前は道路通行止めとなるので不可。
最寄りで条件がよい駐車場は「豊橋駅西口前」と「松葉公園周辺」、どちらも30分100円~150円くらいです。
5. おすすめの観覧場所
駅前の2階デッキから見ると参加者の多さを見て取れます。
6. 参加について
踊りへの参加は事前申請が必要となります。ただ、広小路では団体の後ろについて踊る飛び込み客もチラホラ。そこらへんは周囲の状況を見つつ自己責任で!
7. 飲食
大通りの隣の広小路には露店が並びます。その他にも駅前なのでお店が色々あるので困ることはありません。
ちなみに豊橋の郷土料理はカレーうどん、じゃなくて「菜飯田楽」。カレーうどんはB級グルメブームによってつく・・・おっと誰か来たようです。
総踊りの様子
名前の通り「ええじゃないか」と口にしながら踊ります。という切り出しになると思いきや、これが思ったよりええじゃないか言わないんです。
曲目
4種類、そのうちの1曲を歌っているのはマツケンこと松平健。ええじゃないか言っていたのはこのマツケンの曲だけのような。
踊りと衣装
踊りには決まった形があって曲に合わせて各団体で踊ります。衣装には決まりがないようで各団体次第です。
大通り
オーソドックスに浴衣の団体だったり
基本形をアレンジしたよさこいっぽい団体だったり
もはや踊りの原型を留めない仮装団体だったり
なんかもう基本的にフリーダムです。これがええじゃないかの精神なのか!
老若男女みんな楽しそう
広小路
こちらは狭いので踊りが至近距離。というか混ざれちゃいます。露店目当ての客でも賑わうので大通りよりもさらにゆるい空気。
たった1時間半だけなので色々な角度から見ていたらあっという間に終わります。逆に1時間半だからふらっと立ち寄るのにも丁度いい?この潔さもええじゃないか。
動画なら伝わるはず
と色々説明しましたが、あの空気感は文字と写真だけではよくわからないと思います。ということで動画にしました。これであなたもええじゃないかファミリー。動画を見終わった後には「ええじゃないか」が口癖になっているに違いない。
まつりの感想
全体的にゆるゆるです!
2万人と謳うだけあって人数の凄さは結構なものです。でも踊りの綺麗さや凄さは・・・そんなのええじゃないか。
魅せる祭りではなく、各自が楽しむ祭りなのです、多分。だから場所取りなんかも全然必要ない。少し飽きたらお茶や食事に抜けてもええじゃないか。
凄い祭りかと言えば凄くない、けれどまた行きたいかと言えばまた行きたい。そういうゆるい祭りでええじゃないか。
観光客としてこのお祭りを見るコツは・・・
楽しそうな人々を見て楽しむのです!
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