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時空が歪んだ奈義町現代美術館【日本半周してた旅~第34話】

どうして僕に手を合わせて拝むの・・・

どうして南無阿弥陀佛を唱えてしまうの・・・

 

津山さんの手によって生き仏となった僕は満開の桜が見たくなりました。

そんな生ぐさ仏に天からお告げの声が聞こえる

 

桜を見るなら衆楽園に行ってみなよ

行ってみなよ

行ってみなよ

 

かしこかしこまりかしこ。

よくわからないまま衆楽園とやらに向かいます。

 

 

 

衆楽園

旧津山藩別邸庭園 衆楽園

住所

津山市山北628

営業時間

4月~10月:7:00~18:00

11月~3月:7:00~17:00

定休日

年中無休

入園料

無料

駐車場

無料(桜の時期は有料)


 

なるほどここは旧津山藩の別邸だったわけですか。

建てたのは津山藩2代藩主・森長継で回遊式庭園だそうです。

 

 

お茶席へどうぞ(350円)

桜の時期限定であろう野点も行われており風情を楽しめる。

 

 

建物は全て再建ですが、きれいな庭園を眺めら・・・

お茶席のテントが邪魔になるぅ。

 

 

池の対岸に良さげな建物を発見。

なんか窓からから張り出した縁側に座っている人影が見えます。

 

 

誰でも自由に座れちゃうわけですねー。

これはなかなかいい席です。

 

 

しかし全体的に桜の数は多くない。

桜を見るだけなら津山城のほうが断然いいですね。

 

 

 

またしても天からお告げが聞こえます。

 

ポートアート&デザイン津山という場所に行ってみて

行ってみて

行ってみて

 

かしこまりかしこ。

あれ?内陸の津山に港なんてありましたっけ?

 

 

PORT ART&DESIGN TSUYAMA

ともかく天の導きのままに行ってみると本当に港が!

 

 

 

じゃなくて寺!?

 

 

洋風のレンガ壁に囲われた木造のお寺!?

この建物からは違和感演出を感じまくり。

お寺の横にはこれまたレンガ造りのコーヒースタンド。

 

 

案内板によると元々は銀行だったそうです。

もう1つ前が知りたいが書かれていない!

 

 

銀行の前がお寺だったのかはわかずじまい。

基本的な構造はお寺でインテリアは洋風。

 

 

コーヒースタンドの買ってっここでお茶会をしてもいいそうです。

中庭テラス席でも休憩OK。

 

 

結局ここは現在何の施設なのだろう?

あ・・・

 

 

あーはん、アートの展示や販売をしているギャラリーってことですか。

それが丁度この日は入れ替え閉館中ってわけですね。

 

入れ替え作業中のアーティスティックお姉さん発見。

建物の見学だけしたいんです!

 

 

快くOKして頂いたものの、そんなに見る所はなかった。

旧金庫室も今やストーブ付きの倉庫みたいな感じに。

 

 

ここは普通にギャラリーとして展示している時に来るべきですね。

でも外観の違和感は面白かったのでで来てよかったです天の声。

 

 

生き仏はそろそろ津山を離れて人間に戻らねばなりません。

せろをさんが教えてくれたお隣の奈義町にあるちょっと変わった所へ向かいます。

そこは完成当時、地元の人達の間で物議を醸した場所らしいのです。

 

 

 

奈義町現代美術館

それでは問題です。

物議を醸したというこの円筒は一体なんでしょうか?

ヒント:作品名は「太陽」

 

 

 

謎の円筒の中身は

 

 

時空が歪んだ枯山水の日本庭園

日本庭園ではありますが、シーソーや鉄棒などの公園遊具も時空の狭間から紛れ込んだようです。

 

正解者の方々お見事です。

こんなの知らないと正解できないでしょうけど。

 

 

庭園のモチーフは京都の龍安寺。

ということは、15を満数とする月と対比して太陽というタイトルなのでしょうかね?

 

 

写真では明るく見えますが、実際はもう少し暗いんですよ。

なにせ壁面の片方から透過する光だけしか光源がないのですから。

 

 

そしてややカビ臭い。 

なんだろう・・・精神が乱れてきた!?

精神と時の部屋にいる感覚はこんな感じなのかも!?

 

 

こんな異空間ですが、前述した通り完成当初は税金の無駄遣いだとの声が大きかったそうです。

しかし時は流れてインターネッツ国際時代。

外国人旅行客の間で注目され人気が高まったとかなんとか。

 

確かに面白い空間ですし、写真映えもしそうです。

ただ日本庭園のようにゆったり眺めていられるかと言えば・・・。

う、精神攻撃を受けすぎたようだ。

 

 

それ以外の作品

日本庭園以外にも作品はあります。

こちらの作品は「大地」

屋内外でワイヤーが鞭のようにヒュンヒュンしなっています。

 

 

 

こちらの作品は「月」

細長い半月計のひんやりとした空間の中に声が反響する。

 

 

これらの作品が何を表現しているのかっていうのは❐公式解説をご覧ください。

あ、ちなみにこの美術館の設計は磯崎新です。

 

奈義町現代美術館

住所

奈義町豊沢441

営業時間

9:30~17:00

閉館日

月曜日・祝日の翌日

※月曜日が祝日の場合は開館

料金 700円

駐車場

無料
公式URL http://www.town.nagi.okayama.jp/moca/index.html

 

 

 

つるや

津山市から湯郷温泉に向け東に走っている時にふと見つけたお店が「つるや」

聞き慣れない店名ですが何やらお弁当屋さんっぽい?

 

調べてみると津山市を拠点とした岡山県北に展開するお弁当屋さんですって。

こういうローカル店、気になります!

【つるや公式サイト:http://tsuruya-tsuyama.jp/

 

 

タレカツチキン丼450円、三元豚カツ丼500円、トリプルエビ天丼550円などなど。

出来たてをイートインもできるしテイクアウトもできるのですね。

 

 

ずらりと並ぶ種類豊富なお弁当やお惣菜。

これはすぐに買って帰れるタイプですがイートインで食べてもOK。

 

 

僕もお腹が空いたからここで食べてみよっと。

券売機でポチッ、セットは+150円であさり汁 or うどん。

 

 

あさり汁が大きい、カツ丼と似たような直径のお椀です。

 

 

カツの肉は1cmほどの厚さですがこの値段なので文句なし。

味としては特筆すべきことはないけれど普通に美味しい。

 

ただそれよりも良かったのがあさり汁。

お椀も大きいが、あさりの量も多い!

数えてみたら13個も入っていてこれで+150円です。

つるやで食べる時は絶対にあさり汁をつけよう!

 

 

 

バレンタインパーク

東へ進み、美作にあるやたらとバレンタインしている場所に辿り着きました。

 

 

なぜ僕はここに行ったのだろう?

現在執筆時から半年前のことだったので思い出せな・・・

 

 

そうだ!ここにローラースライダーがあるって聞いたんですよ。

自称ローラースライダー研究の第一人者としては行かざるを得なかったわけです。

しかし探せど探せど滑り台がない!?

 

おいおいおい、情報提供者さん?

 

その後よせられた情報によるとすべり台はすでに撤去されたらしい・・・。

わざわざルートから外れて結構遠回りしたのに!

恋人の聖地を見て癒やされよう。

 

 

あぁ愛し合う男女が天使に祝福されている。

しかし僕は不自然な胸の形が気になって仕方ありません。

 

 

 

それにしてもなぜここが恋人の聖地なのでしょう!?

周囲は団地や図書館かグラウンドで景色がいいわけでもありません。

バレンタインパークという名前だから?

 

Ready for propose って・・・この場所でプロポーズされたい女性います?

もしや恋人の聖地って認定のハードルがかなり低いのではないだろうか?

僕らに恋人ができるハードルより低いのでは!?

うぅ、さむっ。

 

 

 

23時に1533Kcal

心が冷えるとラーメンを食べてしまうのはなぜだろう?

食べたかったわけじゃないのに…すっかり冷えた心のスキにつけこまれました。

これがラーメン大好きおじさんたちのやり方かー!

 

 

見てくださいよこのカロリー。

23時に食べるべきものじゃないでしょう。

 

言い忘れてましたがここは龍野西サービスエリア上り。

人はどうして深夜のSAにロマンを感じてしまうのだろう。

そんなロマンに導かれた先がこのラーメンだったわけです。

 

 

いや本当にラーメンを食べるつもりなんてなかったんです。

SAのテンション+心の寒さが僕の判断を狂わせた。

これもまたワンナイトラブの1つの形かもしれません。

 

食後は寒空の下でホットコーヒー飲みながら旅行を振り返る。

ふぅ・・・長い旅行だったけどもう帰路につこう。