ここ福井県大野市の山の上に建つ「越前大野城」には「雲海」が発生することがあるらしい。それゆえ「天空の城」として売り出しています。越前大野城はどんな場所か、天空の城とはどのような景色になるのかを撮影スポットで眺めてきました。
越前大野城
越前大野城は亀山という標高249m・一周約1.5kmの小さな台地の上に建つ平山城です。
登り口は北・南・西の3ヶ所があり、車利用の場合は登り口の前に無料駐車場が用意されている南か西がおすすめです。
最短で登りたい場合は階段道が続く西登り口です。階段の横にはバリアフリーのつづら折りスロープも用意されているので足腰に不安がある方も西登り口から登れます。
階段道をひたすら登っていけば10分もせずに天守に到着。石垣は自然石をそのまま積み上げた野面積み、天守は昭和43年に再建されたものです。桜の時期はここが映える撮影スポット!
城内は鉄筋コンクリート造ため、歴代城主の遺品などの展示がメイン。実質はお城の形をした資料館ですが、ここからぐるり360度見渡せる展望台としては抜群の景色!春は桜と山の残雪が映え、大野市の周囲が高い山に囲まれているのもよくわかります。
越前大野城 | |
住所 |
福井県大野市城町3-109 |
営業時間 |
4月~9月|9:00~17:00 10月~11月|9:00~16:00 |
休館日 |
12月~3月 |
所要時間 |
30分~1時間 |
入城料 |
大人300円 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://www.onocastle.net/ |
越前大野城 雲海撮影スポット
この越前大野城に雲海がかかった時、天空の城へと変化します。しかし雲海が確認できるのは9月から4月の間で十数回となかなかのレアさ。旅行者にとっては高難易度のため、見れないのが普通くらいの期待度で行くことをおすすめします。少しでも確率を上げるために知っておくべき条件は以下のとおり!
雲海が発生しやすい条件
【時期】
10月~4月(11月が最も可能性が高い)
【時間帯】
夜明け~9時頃
【天候】
・前日の湿度が高い(雨が降った後など)
・前日は温かく翌朝が冷える(寒暖差が大きい)
・風が弱い
撮影スポットまでの行き方
雲海をまとった越前大野城を展望するなら城から少し離れた小高い場所からということになります。そのために向かうのは城から西へ約1kmにある犬山(戌山)城址、そこに設置されている展望台が撮影スポット。
駐車場はパルスホームセンターが無料で利用可能。「天空の城越前大野城 撮影スポット登山者用駐車場」という看板もあるので安心して駐められますし、夜が明ける前から出入りができます。ここから先にトイレはないので出発前に済ませておいて下さい。
パルスホームセンターの前を通る国道158号線を北へ約300m進むとある砂山トンネル、その脇へと上がる道が登山口です。看板には熊出没の情報が…その他イノシシなどの野生動物にも注意が呼びかけられています。
そのまま登っていくと山へと道は続き…
電気柵!?
そんなに熊が頻出するの?…と少し不安になりましたが、高さから察するにイノシシ対策でしょうかね。
ここから撮影スポットまでの道のり(天空への小径)は矢印に従って進むだけです。
杖まで設置してくれている優しさ。ただそこまでハードな道のりでもないので杖が逆に邪魔になる恐れも。
麓からは約500mの山道。細かく残り距離案内が掲示されているので迷う心配はなし!
濡れている時は滑りやすい道なので気をつけてください。
残り300m…200m…100mと案内通りに進むとラスト50m!
駐車場を出発して約25分で撮影スポットに到着です!あるのはベンチのみ。
撮影スポットからの越前大野城
ここまで登ってきて拝むことができる天空の城がこれです!
うおおー、これは天空の城だ!
と叫びたいところですが現実はこれでした。
先程の雲海は撮影スポットに立てられていた看板の写真。条件がピッタリ整えばここからこんな雲海が見られるそうです。
念のためにしばしここで待機。天守は見えていますし、上から雲が消えていけばもしかしたら…
30分以上待ってみましたが…、空が段々と青くなり少しずつ全体の視界がよくなっていくだけ。
この日の朝は6℃と冷え込んだためチャンスはあると思ったのですけどね~。山にかかっていたのは雲ではなく朝もやだったようです。
諦めて山を降りた頃には完全な青空となり、少し高い位置に白い雲が。あの高度だと城の上に雲がかかってしまいますね。やはり4月の雲海は相当厳しそう。
でも早朝の桜が綺麗だったので4月に訪れるのも悪くない!
前述の通り、越前大野城の雲海に遭遇するのはかなりレア。天空の城で最も有名な竹田城と比較すると遥かに難しいと思います。それこそ数日間滞在して通うくらいの体勢でなければ期待はできないかと。
越前大野城ではあまり天空に踊らされないことをオススメします。山の下から眺めるだけでもなかなかいい光景ですしね。旅行者の方で撮影スポットに登られる方は、ハイキングがてらに登るくらいの心持ちで行くのがちょうどいいと思いますよ。
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