熱狂はだか祭り!奇祭・西大寺会陽のすゝめ

2018冬の奇祭3連発の最後を飾るのは岡山県西大寺会陽、通称はだか祭りです。

公式発表では約9000人のふんどし姿の男達が集うお祭りらしいですが9000人って!!?

実際にどんな光景なのかをこの目にすべく行ってまいりました!

 

 

 

会陽とはどんなお祭りなのかというと

 

永正年間(1504年~1521年)のこと、お寺で配られる護符が「ぼっけぇ利益があるんじゃそうな」と評判になり、人々が殺到したために、やむなくこれを投げ与えたことに始まるとされています。その護符はやがて紙から木になりました。かつては「真木」と呼ばれ、神の木とされていた頃の音だけが残って、現在は「宝木」と書くようになりました。

午後8時ごろから、境内に裸になった人々が集まりはじめます。誘導の人の指示に従って身体を清めたあと、境内を回り千手観音と牛玉所大権現を詣で、大床で押し合います。体が熱くなると冷水で体を清めて同じ順路を巡ります。皆が本堂に集まり、そうして夜10時になると、すべての明かりが消され御福窓から宝木が投げ入れられます。クライマックスの宝木の争奪戦を制して、うまく手に入れた者は福男と呼ばれ、その年の幸福が約束されます。

岡山商工会議所公式サイトより引用】

 

宝木と書いて「しんぎ」と読みます。

この宝木の争奪戦が祭りの中枢ということになります。

 

 

会陽観覧レポートに入る前に!!

会陽を見に行きたいという方向けに会陽情報をまとめてみました。

 

 1:開催日とスケジュール

 

 

日付は【毎年2月第3土曜日】雨天決行

 

会陽当日 

15:20頃      少年はだか祭り、餅投げ(1・2年生)、五福筒争奪(3・4年生)、 宝筒争奪(5・6年生)
17:40頃      奉納演舞

18:30頃    会陽太鼓

19:00頃  会陽花火(30分間)

20:00頃  会陽太鼓

22:00頃  宝木投下

 

見所は19時からの花火、花火は見なくていいという方は20時以降の行事でOKという体感です。

あまり早めに行くと時間を持て余してしまいます。

20時頃からふんどし姿の参加者達の水浴び・本堂参拝が一気に増えます。(詳しくは後述)

会陽の翌日からは会陽あと祭りというものが2週間行われます。(その話は次回)

 

 

 

 2:会場とアクセス

 

 

岡山県岡山市にある『別格本山 金陵山西大寺観音院』にて行われます。

JR西大寺駅(駅から会場まで徒歩約10分)

 

 

 

 

 3:駐車場

 

 

駐車場は臨時で数ヶ所用意されており、無料と有料があります。

それぞれおすすめの順に紹介します。(駐車場名をクリックすると地図が開きます)

 

 

無料駐車場ではハローズ以外はほぼ隣接した施設の駐車場となります。

会場まで一番近いのが徒歩約10分の天満屋ハピータウンですがハローズ以外は大差ありません。

駐車場はかなり混み合うので20時以降は空きを探すのもかなり大変。

花火が19時からあるので18時までに駐車するのがいいでしょう。

 

有料駐車場の向州グランドが全駐車場の中で会場に一番近いですが、会場付近は交通規制もあり厄介です。

早めに駐車される方はいいかもしれませんが、個人的には無料のハピータウンでいいかなと。

東区役所の駐車場は有料なのに距離もハピータウンより少し遠いくらいなのでオススメしません。

 

 

 

 

 4:観覧方法

 

 

基本的に自由に観覧できますが、宝木投下のために20時半頃から入場エリア制限がされます。

会場内のエリアマップは以下の通りです。

 

 

   【参照:岡山商工会議所西大寺会陽サイト

 

メイン行事となる宝木投下は無料エリアと有料エリア3種類から見ることができます。

無料エリアは本堂の裏側(上記地図の本堂横白色エリア)なので全体を見渡すことができません。

有料席は特別観覧席5000円、東立見席1000円、西立見席500円の3種類。

特別観覧席は予約販売ですが立見席は当日でも購入できほとんどが当日購入のようです。

詳細は後述しますがオススメは東立見席からの観覧です。

 

 

 

 5:会陽に参加できる?

 

 

事前申し込みをすれば一般参加は可能となっています。

衣装の販売や着替え場所の用意もされていますよ。

ただしメガネ、ピアス、入れ墨など厳しいルールもあるので岡山商工会議所西大寺会陽参加申し込みサイトを確認して下さい。

 

 

 

それではここからは会陽を実際に見に行ったお話です。

 

僕が会場周辺に到着したのは17時過ぎ、駐車しようと天満屋ハピータウンに向かいます。

この時点でハピータウン駐車場はほぼ満車状態でしたが運良く出庫する車がいてすんなり駐車。

まだマルナカやグリーンテラスの駐車場は空きが多めのようでしたが続々と埋まっていきます。

 

20時過ぎに一度車に戻ったのですが周辺を含め駐車場に空きはほぼなかったようです。

ハピータウンからは徒歩で約10分、会場となる西大寺に到着。

 

 

 

 

有料観覧席

 

会場となる西大寺に到着、まずは有料観覧席の位置を確認します。

500円の席にすべきか1000円の席にすべきか!?

こちらが500円の西立見席

 

 

写真ではわかりにくいですが本堂を結構斜めから眺める形になります。

さらに距離もある上に低い位置での立ち見なのでこれは最前列のほうじゃないとほぼ見えないな・・・。

次にこちらは5000円の特別観覧席。

 

 

本堂正面側、しかも小高い位置に各列段差をつけられて配置されているのでこれは見やすい!

しかし5000円という金額は結構なお値段・・・。

もう一つの立見席である1000円の東立見席は特別観覧席の後ろの金網のエリアになります。

 

 

東立見席は本堂を正面から見れますし、エリア自体も少し傾斜があるので最前列じゃなくても見られそう。

500円の席と500円差なら断然こっちのほうがよさそう!!

というわけで1000円を支払い東立見席ゲット!

特別観覧席は予約制ですがこの日はまだ空きがあったらしく当日購入している人もいました。

 

 

 

立見エリアには19時から入場開始なのですがエリア内での場所早い者勝ち。

18時前からいい場所を確保しようと入場待ち行列が出来ていましたよ。

しかし荷物での場所取り禁止!! 

 

 

 

場所取りしてから宝木投下開始までの3時間はその場で待機しなきゃいけない。 

 

そんなのつらすぎる!!

 

僕は並びたくないし、じっと待機はつまらないのでギリギリめに入ろうっと。

というわけで散策再開、まずは屋台エリアでも見に行きましょう。

 

 

 

屋台がいっぱい

 

屋台は西大寺の隣の向州公園に出ておりその数およそ60~80店舗と推測。

屋台の数も多いのですが、とにかく人の数がすごくて歩くのも大変!!

 

 

何か珍しいものとか地域性の強いものないかな~?

んーー、釜で焼いているピザ屋台くらいかなぁ。

あとは串焼き、お好み焼き、麺類、とうもろこし、イカ焼き、ケバブなど大体一般的なラインナップでした。

 

 

 

お清めの儀

 

再び西大寺境内へ。

2時間後には戦場と化している本堂も今はまだ平和です。

宝木は3と書かれた札の上にある御福窓という小窓から投下されます。

 

 

 

立派な石門をくぐり抜けると中には鳥居と池があり、池の中には観音像が建っています。

はだか祭りの参加者はこの池に入って身を清めてから本堂へ参拝に向かいます。

 

 

するとちょうどのタイミングで参加者がお清めにやってきました!

 

 

気温3度の中やってきたふんどし姿の男たちとその後ろから白装束を纏った女性の姿も。

男性のみならず女性も水に入って身を清めます。

身を清めたあとは「六根清浄」と唱えながら本堂を参拝。

【六根清浄とは人間に具わった六根を清らかにすることで、 六根とは五感である眼根(視覚)・耳根(聴覚)・鼻根(嗅覚)・舌根(味覚)・身根(触覚)に意根(意識)を加えたもののこと】

 

本堂参拝の後はその他のお堂を詣でながら境内をぐるっとまわって一旦外の待機所へ。

宝木投下の入場時間までは待機という感じのようです。

 

 

 

会陽花火と太鼓

  

19時になると約30分間の花火が打ち上げられ、境内からでも花火は見えます。

お清めの儀を見ながら花火も同時にということも可能です。

写真は撮っていませんが動画にはちらっとその様子が入ってますよ。

よりよく花火を見たい場合はすぐ近くの吉井川の土手にあがると見やすいです。

 

花火が終わると2回目の会陽太鼓も始まりました。

演奏するのは女性で男たちを鼓舞するための太鼓です。

 

 

 

 

熱気を増すお清めの儀

 

20時前になると参加者が続々とお清め&参拝にやってきます。

もはやふんどしのビッグウェーブ、そしてすごい活気です。

高校生の団体参加者もいて、同級生と思われる女子高生がキャーキャー言ってましたよ。

青春って素敵やん?

 

 

元気のいいふんどしが「わっしょい」と掛け声を挙げながら次から次へとやってきます。

隊列をなして本堂へ駆け上がっていく姿はもはや無限尻!

 

 

 

時刻は20時半、尻酔いしてきたし宝木投下まで少し時間があるので一旦車まで戻って休憩することに。

参加者の待機所前を通過すると寒さを凌ぐためのお湯が用意されていましたが・・・

「ぬるっ!」

お湯はすっかり冷めていたようだ!! 

 

 

 

 

宝木投下

 

僕も車内で暖を取り、食事も済ませ再び会場へ。

予定より少し遅れて21時半過ぎに有料立見席エリアへ入場。

見る場所はかなりうしろになってしまうかなー?と思いましたがそこまで混んでいませんでした。

するする~っと人の合間を縫って立見の前から3列目の場所を確保。

1人だとこういう時に楽ですよね!!

 

宝木投下の22時まではあと20分くらいありますが本堂はもうすごいことになっています。

これだけふんどし男が密集するとさすがに気持ち悪い(笑)

 

 

どうやら22時までの間はいい場所を確保するため戦いを繰り広げているようなのです。

よく見ると、あちらこちらで押し合い、そして階段から転落などもしています。

こりゃあ喧嘩にもなりうるわ・・・。

 

 

 

よくよく見ると男達の上には白い雲ができている!!

なんという熱気なんでしょう。

 

 

 

それではこの時の様子を上から見るとどうなっていたでしょうか?

 

 

いいですか?若干地獄絵図ですよ!?

 

 

まるで蜘蛛の糸ですよ!?

 

 

本当に見ますか・・・・?

 

 

 

 

わかりました、YouTubeライブで見た様子がこちら!

 

 

 

そして22時、宝木投下の刻を迎えます。

ここで宝木投下はどんなことをやるのか簡単に説明しますね。

 

22時になると同時に本堂の照明が全て消されます。

そして五福窓から宝木が投下されるのですがこの時投下される木は100本、その中で本物の宝木は2本のみ!

では暗い中でどうやって本物を見極めるのか?

本物には強くお香の匂いを染み込ませており、その匂いをもとに探すのです。

宝木投下された後は本物をめぐっての熾烈な争奪戦が始まります。

うまく宝木を手にし奪われないように隠したりして出口のゲートまで持ってこられればゴール。

その者は福男として認められるというわけです。

 

 

実際にはどんな様子のお祭りなのか?

というのをお清めの儀から宝木投下の終わりまでを動画にまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

宝木投下前後の様子を上から見た動画はこちら。

 

 

 

 

宝木争奪戦終了

 

宝木を持った物がゴールとなる門をくぐると争奪戦終了。

今回は宝木投下の決着まではおよそ10分でした。

決着がつくと参加者はぞろぞろと仁王門(裸専用の出入り口)から帰り始めます。

 

が、実際には決着後にも境内に残って小競り合いを続ける人達も。

運営側は基本的に止めに入らないようです。

小競り合いも収まり、全体が帰ろうムードになったのは開始から15分を過ぎた頃。

 

出入り口は見事なまでに警察官によって厳重に包囲されています。

出入り口のみならず境内にも大量の警察官が配備、それほどまでに揉め事が起きやすいのでしょうね。

ただ僕が見ている分には場外乱闘などはありませんでした。

 

 

 

帰り際、病院の玄関前に無料特設浴場が設置されているのを発見。

参加者のためのお風呂のようですが一応誰でも入っていいみたいです。(というか見分けがつかない)

寒い中の裸ですもん、これは命の湯でしょうねぇ。

 

 

 

これにて西大寺会陽の観覧を無事終了!

いやー活気があって楽しかったです。

 

生放送視聴者の方の中に沖縄からはだか参加者として数回来ているという人がおられました。

沖縄からって!!!

この祭りにはそれだけの魔力があるのでしょうね。

僕もふんどしで参加してみたい気持ち半分、寒いの嫌い半分。

 

 

次は会陽の翌日から2週間行われる会陽あと祭りを見に行ったお話です。

一気に書いてもよかったんですが長くなって読みづらいと思いまして!