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丹波篠山をぐるり観光【日本半周してた旅~第1話】

フェリートラブルもえんやこら。

やってきたのは城下町の風情が残る兵庫県丹波篠山市。

「篠山」とかいて「ささやま」と読みます。

えぇ、初めは「しのやま」って読んでましたが何か?

 

天気はあいにくの降ったりやんだり雨まじり。

だがこの雨が後に大活躍することになろうとは・・・。

 

 

3月19日午前10時

  

まずは篠山市役所にてマンホールカードGET!

当時はまだ合併前なので篠山市でした。

 

 

このマンホールカードを頂戴する時にちょっとした出来事が。

市役所の担当窓口にて、

 

「すみませーん、マンホールカード頂きたいのですけど」

職員さんは無言でアンケート用紙を差し出す。

 

アンケートに記入を終えて、「お願いします」

職員さんは無言でカードを差し出す。

 

「ありがとうございました」

職員さんは一切こちらを見ずに無言で席に戻る。

 

 

初体験!

 

今まで数十ケ所でマンホールカードを頂戴してきましたが、完全無言試合は初。

戸惑いを隠せない貴重な体験。

 

 

 

さて観光です。

僕も車で篠山に来たわけですが、一般的かつベストのアクセスって車だと思うんですよ?

最寄りのJRは篠山口ですが観光エリアからは結構遠く、駅からのバスも便利とは言えなさそう。

となると気になるのは・・・

 

 

駐車場

篠山城~市役所のエリアに市営の駐車場を複数発見。

料金体系は主に2つ。


篠山城内

1回200円

その他市営

1時間未満 / 無料

1~2時間 / 200円

1日 / 400円



 

台数も多く駐車料金も安いので安心設計。

観光マップによると見所はお城周辺にまとまっている。

各施設に無料の駐車場もあるのですが街を散策するには不便。

ならばお城の駐車場に駐めて徒歩でぐるり一周してみます。

 

 

篠山城

まずは近いところで篠山城へ。

梅の花が今まさに咲こうかという季節。

 

篠山城

住所

丹波篠山市北新町2-3

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜(祝日の場合は火曜)

料金

大書院:大人400円
公式URL http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/osyoin_top.htm

 

ところで梅と桜の花の違いってご存知ですか?

正直僕は全然知らなかったわけですが、教えてもらいました。

桜の花びらは先が割れている!

つまり桜は豚の蹄、こう覚えれば間違いなし。

 

 

篠山城は石垣と再建された大書院で構成される城跡。

この石垣は築城の名手・藤堂高虎によるものだとか。

 

 

立派な石垣の道を登っていくとそこに大書院。

お金がかかるのは大書院に入る場合のみで、天守台などを見るのは無料。

 

とりあえず大書院の横の道から天守台へ。

石垣と平地って感じです。

 

 

4館共通券がお得

それでは大書院へ。

入館料は400円ですが4館共通券というのもあってこちらは600円。

1100円が600円になるので共通券で!

 

 

 

まずは甲冑がお出迎え。

土日祝は甲冑装着体験もできるんですって。

ただし料金はおとな1000円。

うむぅ・・・お高い気が。

 

 

2000年の再建ですが中は非常に綺麗。

 

 

こちらは手作り甲冑。

遠目に見ると「おおすごい精巧」と思いきや・・・

近くで見ると手書きの線だったりの手作り感でほっこり。

しかし厚紙と塩ビでよく作られているなぁ。

 

 

篠山城の歴史を上映するシアター室や模型の展示などをぐるーと見て回り終了。

大書院は資料館といった感じですね。

篠山城の一番の見所は石垣だな!ってことで次へ。

 

 

篠山城の外堀から100mほど北にある大正ロマン館。

大正12年に建築された、旧篠山町役場を保存利用した施設です。

お土産売り場やレストランなのですが、えぇ・・・休館日でしたよ。

 

 

 

青山歴史村(デカンショ館)

てなわけで青山歴史村へ。

ここは篠山藩主だった青山家に関する施設です。

 


青山歴史村

住所

丹波篠山市北新町48

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜(祝日の場合は火曜)

料金

大人300円
公式URL http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/aoyama_top.htm


 

歴史村を構成するのは主に3つの建物。

旧青山家別邸、資料展示の土蔵、デカンショ館。

 

 

別邸は昔の家をそのまま開放している感じ。

印象は「昔の広い家だなー」、以上!

 

土蔵には漢字の木版がずらーーーと並ぶ。

その他には鼠草紙の絵巻だったり青山家の家系図だったり。

 

 

 

デカンショってなに?

さて問題のデカンショ館です。

 

 

デカンショの意味はスタッフさんに聞けばわかるようです。

あとで聞いてみましょう。

 

 

なんとなく踊りっぽい雰囲気が漂っています。

まぁその通りなんですけどね。

 

 

デカンショ踊りには数種類あって、それをタブレットで見れるんです。

ただ見れるのではなくVRで見れるのです!

タブレットを背景にかざすとそこに踊っている人達が!!

その写真を撮るのを忘れました、すびばせん。

 

 

香道の体験もありました

5つの匂い袋の中で同じ匂いを嗅ぎ分ける源氏香ってやつですね。

 

 

さてさて肝心のデカンショの意味ですよ!

展示を見ても全然わからなかったのでスタッフの方に聞いてみます。

正解は・・・

 

「諸説あってはっきりしない」

 

おいっ!!!

 

聞いてみてと言う割に答えがないという新しいパターン。

一応、「デカルト」「出稼ぎしよ」「どっこいしょ」が変異してデカンショになったという諸説があるらしいです。

 

意味としてはお囃子言葉で意味はない」

ですよねー、由来もわからないわけですし。

 

 

でも「青山+踊り」で何かピーンときませんか?

郡上おどりで有名な郡上八幡も青山家なんです。

 

というわけでそこのところを伺ってみるとビンゴ!

郡上の青山家は篠山の青山家の分家なんですって。

つまりは東京の青山、郡上の青山、篠山の青山は親戚ってこった!

 

これは青山さんは踊り好き説を探偵ナイトスクープで検証してもらいたい。

 

 

 

武家屋敷 安間家史料館

外堀を反時計回りに歩いていると御徒士町武家屋敷群に到着。

上野と秋葉原も近くにあるのかな?って思ったでしょう?

御徒町と御徒士町で字が少し違います。

 

 

徒士というのは下級武士のこと。

つまりここは武士が住んでいた町ってことですね。 

 

電線も少なめですっきりした町並みですが現在も住宅街です。

南へ歩いていると安間家到着。


武家屋敷 安間家史料館

住所

丹波篠山市西新町95

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜(祝日の場合は火曜)

料金

大人200円
公式URL http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/anma_top.htm


 

安間さんの旧宅に色々展示している形です。

篠山の工芸品販売もされていたり。

 

 

 

お侍さんなりきりセット。

カツラもある優しさで自由に使っていいでござる。

 

 

 

屋根が分厚くて立派なお屋敷。

庭も広くて立派で水琴窟まであるじゃないですか!

 

 

 

屋根に生えた苔のコントラストも綺麗。

 

 

 

庭に出てみるととある張り紙が。

 

 

あっちの先のようです。

 

 

この隙間かい!

 

 

経路が確保されているようなされていないような。

 

 

安間家を出て歩き始めると景観配慮の変電所。

このあたりは結構立派なお宅が多いです。

 

 

 

 ぐるーっと周り最後の4館目、歴史美術館に到着。

 

 

篠山歴史美術館

丹波篠山市立歴史美術館

住所

丹波篠山市呉服町53

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜(祝日の場合は火曜)

料金

大人200円
公式URL http://www.withsasayama.jp/REKIBUN/anma_top.htm


 

一層立派な建物だと思ったら旧裁判所ですって。

 

 

 

館内は入って左側が裁判所、右側が美術品展示。

美術品の撮影は禁止なので裁判所だけお見せします。

 

 

 

入廷!

 

どの席でもご自由にお座りください。

裁判官になるもよし、被告人になるもよし。

 

 

ご親切に模擬裁判体験のための台本と顔出しパネルまで。

4人いれば裁判官、弁護人、被告人、検察官で完全な寸劇ができます。

 

 

えぇ僕は1人しかいないので1人で裁判官やりましたけどね・・・。

正直、篠山観光で一番盛り上がったのがこの寸劇だったとは大声で言えない。

 

 

 

こんな感じのざっくり観光で所要時間は約2時間半ほど。

食事・買い物抜きで約3時間見積もっておけばいいと思います。

 

篠山観光を終えて時刻は13時半過ぎ。

おっと急がないと!ってことでお昼は簡単に済ませ・・・次なる目的地

 

 

天空の城・竹田城へ