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2025年 江差・姥神大神宮渡御祭 開催概要と現地解説|日程・駐車場・コース・見せ場・交通規制

かつて北海道で最も栄えた街である江差町。その地で江戸時代から続き、北海道最古のお祭りとも言われる絢爛豪華な姥神大神宮渡御祭。

 

ここではその開催概要「日程・時間・場所・コース・見どころ・駐車場・交通規制・スケジュールなど」と現地の様子を解説していきます。

令和7年 開催概要

日程・時間・スケジュール
期間

2025年8月9日(金) ~11日(日)

備考 毎年同日開催

初日の8月9日は準備・ウォーミングアップ的な日で、一般観光客的にとって見どころがある日とは言えません。本番は2日目と3日目。その見どころとなるのが「神輿宿入れ・山車巡行・全山車揃い競演」です。

会場・場所・アクセス
会場 姥神大神宮、その他町内一帯
場所 江差町姥神町98-99、ほか
祭本部

10日|姥神大神宮前

11日|ホテルニューえさし前

自家用車 函館市中心部から約90分 
バス 函館駅・新函館北斗駅→(函館バス610系統)→姥神町フェリー前
備考 山車や神輿はほとんど町内を巡行しているため、この場所が会場とは言い難い状況です。確実なのは21時に本部前にいること。これで両日ともクライマックスを観覧できます。
駐車場

お祭り期間中に用意される臨時無料駐車場は以下のとおりです。

  • 江差町役場  Map
  • かもめ島入口広場  Map
  • 江差中学校 来校者駐車場  Map
  • 文化会館駐車場  Map
交通規制

巡行に際して交通規制が入ります。しかしあまり気にする必要はありません。駐車場も一部規制の影響を受ける時間帯がありますが、少しの迂回で問題なく利用できます。

10日 下町巡行

■車両通行禁止

11:00~15:00

19:00~23:00

姥神~中歌 いにしえ街道
14:00~17:00 豊川町通り
15:30~20:00 新栄町一帯 
18:00~21:30 愛宕町一帯 
11日 上町巡行

■車両通行禁止

10:00~14:00 姥神~津花 いにしえ街道
13:00~15:30 茂尻・海岸町旧国道
14:00~18:00 駅前通り 
17:00~24:00 上町商店街一帯

■片側交互通行

12:00~14:00 国道228号線(津花~茂尻バス停)
神輿渡御(神輿宿入れ)
概略

3基の御輿が山車に先んじて町内を巡行。見せ場となるのが姥神大神宮へと帰還した神輿を待ち受けている宿入れの儀式。

日時

10日|12:20~22:30(宿入 22:00~)

11日|11:20~21:15(宿入 20:45~)

コース

次の山車巡行の項目を参照

宿入れ 殿松明を持った白丁子8人が左右4人ずつ向かい合い、鳥居下から拝殿の階段までの参道を火で掃き清めるように駆け登ります。続いて白衣の若者に担がれた神輿も石段を駆け登りますが、一度では拝に入れずに拝殿の直前まで行っては鳥居まで戻る、を繰り返さなければなりません。3基ある神輿は、1基目は7回目、2基目は5回目、3基目は3回目でようやく入ることができるという決まり。担ぎ手が汗だくになりながら拝殿まで到達するという姿に周囲は拍手で迎い入れる。
山車巡行 
概略 全13台の山車が昼に姥神大神宮を出発。夜まで長時間をかけて町内を巡行した後に10日は姥神大神宮へと帰還し、11日はホテルニューえさし前で解散となる。見せ場となるのは各所で行われるお囃子競演。

日時

10日 下町巡行|13:00~22:00

11日 上町巡行|11:50~20:45

下町巡行 姥神大神宮 → 東別院前 → 豊川町 → 新栄町 → 笹山神社前 → 愛宕神社前 → 愛宕商店街 → 東別院前 → 姥神大神宮 → 解散
上町巡行 姥神大神宮 → 津花町 → 海岸線 → 柏森神社前 → 檜山神社前 → 陣屋町 → 茂尻町 → 橋本町 → 本町 → 上野町 → 円山町 → ホテルニューえさし前 → 解散
備考 ルートマップ、トイレの場所などは下記を参照

画像出典:江差町観光情報ポータルサイト

山車巡行の見せ場解説

祭囃子を奏でながら町内を進んでいく山車の巡行。その見せ場となるのが、全13台の山車が一同に集結して奏でられる「お囃子競演」です。まさに熱狂ともいえる壮大で祭り風情溢れる光景が期間中に計3回繰り広げられるので必見!

 

10日20時頃 1回目の見せ場

まつり2日目となる10日の20時頃、下町コースの道中にある愛宕町商店街に全13台の山車が勢ぞろいします。一直線に並んだ山車それぞれでお囃子の演奏が始まり、祭りの風情を掻き立てます。

 

ただここでの競演は一斉にというより各々が自由に演奏した結果としての競演、という感じなので迫力では残る2回の見せ場には劣ります。曳いてる人達の休憩の意味合いもありそうなこの時間は山車に接近して飾りや細工をじっくりと鑑賞することも可能!

姥神大神宮へ巡行再開

愛宕町での競演を終えた20時30分頃、フィナーレの場となる姥神大神宮を目指して山車の一行が再び進み始めます。

 

ここで曳き手の様子にご注目!女性や若い子たちは比較的元気に綱を引き、演奏し、楽しそうに笑顔で掛け声を挙げています。

 

一方ここまでたっぷり曳き疲れたであろうお父さん達はぐったり下を向き、もう声にもならない様子。『若い子にはついていけないよ』と背中で物語っているかのようです。

 

おっと山車の上にも「ぐったりさん」を発見!もう完全に飽きている子やすごい体勢のまま眠ってしまっている子も。

 

すでに21時を過ぎていますし、幼児には大変でしょう。でも自分としては幼児期にこんな体験をしたかったと羨ましくも想います。この経験が将来に繋がり、祭りの歴史を紡いでくれることを願うばかり。

 

おや?一列で進んでいるはずの山車が何やら横並びに?ここで突如始まるお囃子合戦!どちらがより盛り上げられるかのこの煽り合いも見どころの1つです。

 

続く2回目の勢揃い競演は「同日22時頃」です。姥神大神宮前に戻ってきた山車がアナウンスと拍手で迎え入れられ、次第に整列していきます。そして全13台が揃い、再び競演を開始。この日最後の見せ場を演出します。

10日22時頃 2回目の見せ場

姥神大神宮前に戻ってきた山車はアナウンスと盛大な拍手で迎え入れられ、順に整列していきます。そして全13台が勢揃いし、再びお囃子競演が始まります。

 

姥神大神宮の前を囲むようにして並ぶ山車。その輪の中に入ってみると1列に並んでいた愛宕町でのお囃子共演よりも壮観さが増して感じられます。

 

22時30分の解散の時刻が近づくと、役員らしき人たちが輪になり締めの儀式を始めます。代表者が力強い歌声を披露し、拍手で2日目の行事が終了。お疲れ様でした!

 

となるはずなのですが、ここからしばしの余韻タイムが始まるのでした。

11日21時頃 最大の見せ場

最終日となる11日のフィナーレで3回目の勢揃い競演が行われ、姥神大神宮渡御祭における最大の見せ場となります。21時頃、全ての巡行を終えた山車たちがホテルニューえさし前に続々と集まってきます。会場スピーカーでは各山車の労をねぎらうアナウンスが流れ、観客からの盛大な拍手に包まれます。

 

全ての山車が集結するとそこから約2時間にもわたって会場全体が狂喜乱舞の大盛り上がり。という最大のクライマックスで祭りの幕を閉じるのです。

 

 

動画

 

歴史の浅い北海道にこんなお祭りがあったんだ…。と心に響いた姥神大神宮渡御祭。祭りにかける想いと伝統が江差町にありました。さすが北海道最古のお祭り、北海道民には特に知ってもらいたいお祭りです。

 

以上、姥神大神宮渡御祭の開催概要をお伝えしました。北海道とはいえこの時期の日中はかなり気温が高くなることも当たり前なので、熱中症には気をつけてくださいね。

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