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ラーメン河|売り切れ必至の高難易度!元寿司職人が作る和風の一杯【奈良・吉野グルメ】

奈良県の山奥、吉野川のほとりにある難易度の高いラーメン屋。まず山間部でわかりづらく道が細い。お昼前にはほぼ本日分の受付が終了。下手すれば開店前に終了となることもある人気店にお誘いを受けたのは待ち合わた朝に突如でした。

 

朝からラーメンに抵抗感を示すものの、『開店前に名前を書いてきたから確実だし、食べられるチャンスは早々ないだろうからよければ…』という一言で不可避なものに。い…、行きましょう。寝耳にラーメンとはまさにこのことです。

ラーメン河

国道から逸れ、進んだ小道はすれ違いがかなり厳しい。こんな場所にお店があるなんて疑いの余地しかないその余地に本当にお店があるとは驚きです。

 

駐車場もただの空き地みたいな場所でなかなかに狭い。運転が苦手な人には正直オススメできないような場所なのです。

 

そんな場所にも関わらず、朝10時なのにも関わらず、このお客さんの数!もう20人近く待っているんですけど…。

 

この場所に、この時間に、これだけの人、正直言って異様な光景だと思いましたね。しかも流れは途切れずに待ち人の数はさらに増えていくのです。

 

この人気のひとつの要因としてあるのがバイカーの存在。ツーリングがてらに寄る聖地的なお店となっているらしく、柱や壁にはその痕跡が残されています。この日も寒いのに愛知やら静岡やら北陸やらからやってきたバイカー達が談笑していて逞しい限り。

メニュー

選択肢は二択。ラーメン単品か、ラーメンまぐろ丼セットか、それが問題だ。その答えは朝食なのでラーメンのみと簡単に導かれましたが、セットで食べている人が半分くらいいたことには驚きです。ちなみにまぐろ丼の単品注文はできません。

 

大将だけのワンオペのため回転が遅いのは御愛嬌。名簿の順番が来たら注文を聞かれ、飲食席である店外のテント下へ。コロナ禍以前は店内で食べられたそうですが、2023年11月時点ではこの場所で食べることに。

ラーメン

寒空の下で食べるラーメンは最高のはずだ!なんだかお上品な顔立ちをしておられるじゃないですか。

 

具材はネギ、白菜、チャーシュー、メンマ、煮玉子、ゆず。奈良県ではラーメンに白菜を使うことがよくあるのでしょうか?天理や彩華ラーメンもですよね。

 

チャーシューは脂身多めのバラ肉が極厚にカットされ、もはや角煮と言っていいレベル。この厚さでも柔らかい仕上がりで、控えめな味付けながら豚臭さや脂っこさもなく美味しい!

 

適度に柔らかく煮込まれたメンマは極太!絶妙な黄身トロに仕上がった煮卵は1個分!具材それぞれがしっかりしているのでなかなかの食べ応え。

 

スープは分類すると塩。その味わいは見た目のとおり優しく、かなりあっさりめで和出汁の旨味にゆずの風味がマッチ。食べ進めるとさらに美味しさがじわじわ染みてくる~なタイプなのです。これに歯切れの良いストレート麺が合う。

 

はい、これは朝食にも適した完飲完食できちゃうラーメンです!元々お寿司屋さんだった大将の経験から出来たこの優しい味に女性客が結構多かったことも納得です。そしてマグロ丼を扱うのもその経験から。

 

朝食としてはラーメンだけでお腹満足でした。まぐろ丼もセットで平らげるにはもっと早起きして整えておかないと。一方バイカーの方々は基本朝が早いのでセット率高め。高難易度のお店を味わういい経験ができました。

ラーメン河

住所

奈良県吉野郡吉野町菜摘470

営業時間

10:00~14:00

定休日

水曜・木曜

駐車場

無料
公式URL  
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