河辺ドライブイン｜大盛り有名店！？秋田で一番美味しいと薦められたチャーハン【秋田グルメ】

秋田市の市街地から離れた、もうすぐ大仙市に入ろうかという国道13号線沿いにお店を構える創業昭和42年の河辺ドライブイン。長距離ドライバーのお腹をしっかり満たすことがポリシーの人気店に、秋田市で一番美味しいチャーハンがあるらしいのです。

河辺ドライブイン 本店

ここのチャーハンが一番と推薦されてから4年、ようやく訪問できました。その間に新型コロナやら定休日やら営業時間外やら定休日やらと、とにかくタイミングが合わなかったのですがついに…。

河辺ドライブイン、通称河ドラは休憩所やゲームセンターを併設していない純粋な食堂。ちなみに秋田市北部の追分地区には2号店もあります。

麺類は醤油ラーメンが680円とリーズナブルな一方で、味噌ラーメンが980円、とんこつが1180円とこの差はいったい！？旨辛アホ刺激味噌ラーメンというネーミングに個性も垣間見えます。

丼類もカレーもご飯の大盛り無料。チャーハンは大盛り＋110円です。

普段は大盛りを選択しませんが、ここは4年越しのチャーハン記念。推薦者から『大盛りは1合半くらい』と聞き、それなら食べ切れるという確信と浮かれた気持ちで大盛りにすることに。この時は大盛りで有名な店だと知らなかったのです…。

待っている最中にお向かいさんのカレー大盛りが到着しました。その量を見てちょっと嫌な予感がしましたよね。まるで昭和新山、いや東京ドームがカレーの海に飲まれたみたいな量で750円って…。

チャーハン大盛り

そして我々の元にも想像を超えるチャーハンがやってきました。 見た瞬間に『自分は狩る側じゃなくて狩られる側だ…』と覚悟させられるボリューム。レンゲは飲み込まれようとしています。

ただ写真だとこのボリューム感がなかなか伝わらないのが難しい所。箸入れと比較してみるとチャーハン皿の直径は30cm以上。なんならスープの器も大きい。

そして大きいだけじゃなくて深い！チャーハンがどら焼きの形をしている！

素朴な味付けが美味しい

量はすごいですが確かに美味しいのでレンゲは進みます。しっとりさとパラパラを両立した自分好みの炒め方。味付けとしては控えめシンプルで、家庭の味の上位版のような素朴ながらの美味しさがあります。

「卵、角切りチャーシュー、ねぎ、かまぼこ・グリーンピース」と家庭っぽい具材がゴロゴロと。その中で特徴的だったのが豚の脂身も角切りで入っていること。ラードの代用ということなのでしょうか。これがチャーハンの旨味として結構効いていますね。

素朴で食べやすい味とは言え、これだけの量があるとさすがに手の動きも鈍くなります。そしていつしかかまぼこの存在が癒やしと感じるように。かつてこんなにも蒲鉾に出会えて嬉しかったことがあっただろうか。

1合半という事前情報は完全に嘘です。『少なくとも2合以上、体感では2合半くらい』の量はあったと思います。じゃなければお残しなどという恥ずべき結果にならなかったはず。すみません、あと数口分だけ胃に入りませんでした。

ちなみにスープは醤油ラーメンのスープ？でもどことなくおでんの汁っぽい、ちょっと和風っぽい風味がします。

河ドラの味が自宅でも！？店頭には冷凍自販機が設置されており、ホルモンやチャーハンが買えます。今度定休日と重なったらこれを買おうかな。お店が営業中は普通にテイクアウトも可能です。

完食できなかったのは悔やまれますが、美味しいチャーハンに出会うという目的を4年越しに果たせたことは満足です！

でもやっぱり悔しいから大盛りに再挑戦したい。きっとこの夏の記録的な暑さが悪かったんだ。夏バテのせいだ。真夏じゃなかったら勝てる気がします。今回の敗因は夏のせいということにしておきましょう。