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やすだ瓦ロード|金属色に輝く安田瓦が美しいアートエリア【新潟観光スポット】

日本最北の瓦と言われる安田瓦。新潟県阿賀野市がその生産地であり、瓦工場が立ち並ぶエリアには1万枚もの瓦の装飾や鬼瓦などの瓦アートが施された「やすだ瓦ロード」という穴場で面白い場所があるのです。

やすだ瓦ロード

やすだ瓦ロードはヤスダヨーグルトと同じく地名の安田に由来します。現在では阿賀野市保田ですが、そもそもは安田町という場所だったのです。

 

瓦ロードは徒歩で全体を1周すると1時間を超える程度。ですが案内図の①~⑩に絞って巡るルートをオススメします。これならおよそ半分の徒歩で済みますし、⑪以降の場所を訪れるには車で移動するほうが効率的です。

 

今回は①~⑩の内容の中からごく一部を抜粋してご紹介していきます。まずは瓦ロードの拠点となる②瓦テラスから。

瓦テラス【MAP②】

瓦テラスはレストラン、カフェ、ショップが複合した観光向け施設。レストランでは阿賀野で養殖している鰻が推しメニューとなっています。

 

うなぎつながりで広場に設置されているのがうなぎのぼり神社。大うなぎは瓦で出来ており、各種メディアに取り上げられて話題なんだとか。おみくじで大吉を引くとうなぎ丼が当たる!?

 

車は瓦テラスに駐車したままでOK。ここから徒歩での散策開始です。

 

 

かわらティエ【MAP①】

瓦テラスの向かいにあるのが体験型産業観光施設かわらティエ。屋根瓦がいい味を出しているだけではなく内装も瓦で美しく仕上がっており、ミニ鬼瓦づくりなどが体験がここでできます。

道路脇にも展示物

歩き出すと道路の両脇に面白い瓦装飾が。場所によってデザインが異なるので歩きながらチェックしていくと楽しめますよ。

煉瓦煙突【MAP③】

高さ16m、245段のイギリス積み煉瓦煙突は遠くからも目立つシンボル的存在ですが、現在はその役割を終えています。ここでもう一つ注目して頂きたいのが工場の壁です。一面に貼られた瓦が独特な輝きを放っていて美しい。この金属色は鉄分を多く含む安田瓦の特徴でもあるのです。

丸三安田瓦工業【MAP④】

予約制で工場見学もできる瓦メーカー。その前のバス停には瓦を積み上げてつくられた待合室があり、中の椅子も瓦製。ここはサザエさんのオープニングにも採用されたの場所なのです。

瓦庭園【MAP⑤】

漆喰の壁に瓦を埋めて流れをつくる、立て並べた瓦を地面に埋めて道とする、これは枯山水ならぬ瓦山水だ!と勝手に呼んでいます。

鶴ヶ城に使用される安田瓦

太陽に照らされて放つメタリック色の揺らぎ美しい安田瓦ですが、会津若松の鶴ヶ城には赤色の安田瓦が使われているそうです。同じ土でも釉薬によって鉄分の変色をコントロールしているのですね。

さんかく広場【MAP⑥】

瓦を重ねるのではなく積み上げて歪ませたタワーの頂点には鬼瓦。なんだかアーティスティックなモニュメントですが、これが何を意味しているのか?それはわかりません。ただ芸術って作者の意図は凡人には理解しがたいものですからそれでいいのです。

 

広場前の分岐に『⇦瓦ロード』の案内は助かる存在。

 

その文字をよく見てみると小さな鬼瓦の集合体で構成されています。ちょっとしたポイントで色々楽しめるのが瓦ロードの特徴。

やきもの広場【MAP⑩】

瓦ロードの作品を撮影しつつ流し見くらいの速度でここまで約20分。ここはやきものを展示している広場ですが、現時点の作品は3つだけ。空きスペースを考えると今後作品が増設されていきそうな感じもあります。

 

まず1つ目の作品は地面に置かれた瓦屋根。これをどう楽しむのか?

 

登っていいんです。割れないんです。という安田瓦の強度を体験させる作戦とはうまいことを考えましたね!

 

ただの屋根ではなく、そこに猫を設置しているのがこれまたうまいポイント。これには思わず登って猫と戯れる人続出でしょう。

 

でも猫単体だと写真として少しさみしいので何か良い構図がないかを試行錯誤。鬼瓦と猫のツーショットは?いまいち対比がしっくりこないかも。

 

沈みゆく太陽を見送る猫の型は?ちょっと哀愁漂う背中が良いかも。

 

どうせなら鬼瓦と一緒に太陽を見送ってみるとか?

 

なんていう遊びができるのも屋根の上に登ってOKだからこそ。フォトスポットとして楽しめますね。

 

続いて2つ目の作品は巨大な鬼瓦。陶器の断片をびっしり詰め込んで成形し、その上に装飾パーツを接着したような大型作品です。やはりここでも鈍い輝きが美しい!

 

写真で見るとまぁ大きいなくらいに思うかもしれませんが、実はこれ高さ3mを超えるほどの大作なのですよ。

 

足元に照明が設置されているので夜はライトアップされるのかも?これまた不気味な雰囲気で良さそうな予感。

 

最後の作品は屋根も壁面も瓦で覆われた小さな建物。

 

そうここはトイレです。トイレは作品扱いなのか?というのは当然の疑問でしょうが、これならどうですか!?

 

『カッコいい!素敵!自宅のトイレにしたい!』各種称賛の声が聞こえてくるのが想像できます。安田瓦をトイレに使いたいと思わせる宣伝効果、あると思います。問題はどれだけの人がここを訪れるかですね。なにせ穴場と言わざるを得ない状況ですので。

 

 

最後におさらい

今回は徒歩で案内図の①~⑩のポイントを巡るルート、瓦テラス発着の一周で所要時間は約40分でした。なおここで紹介したのはごく一部。実際は他にも色々な作品が展示されています。体験や購入することもできます。

 

結構興味深い場所なのに、日曜日だったのに、観光客が多いとは言えない状況。ならば穴場という点でもやすだ瓦ロードをオススメしたい!そんな場所でした。

やすだ瓦ロード

住所

新潟県阿賀野市保田7372

入場料

無料

駐車場

無料
公式URL https://www.yasuda-kawara.jp
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