絹笠食堂｜温泉街で白い皿うどん【長崎・雲仙グルメ】

『旅行で長崎県に行ったら何を食べたい？』

ちゃんぽんか皿うどんを筆頭候補に思い浮かべる人が多いかと思います。かくいう自分もご多分に漏れず。今回は島原半島の観光地、雲仙温泉で皿うどんを食べてみたお話です。ネタバレですがクリームパスタではありません。

絹笠食堂

雲仙温泉の滞在時間は約２時間という制約の中、温泉、食事、地獄めぐりなどの選択肢の中から真っ先に選んだのがここでした。メインストリートから少しはずれたところで営業している絹笠食堂。

日曜日なので混雑しているかな？と軽く心配するも、雨降り＆ピークタイム後の14時半が重なっていたためかまさかのオンリーワン。テーブル席を広々と使わせていただきます。

生姜焼きなどの各種定食類、天丼などの丼類、カレーなどのご飯物、うどん・そば・ちゃんぽんなどの麺類、ある程度幅広い品揃えはまさに食堂です。

メニュー表を見て軽く悩む観光客。そんな素振りをしてみましたが入店前から注文はもう決まっています。それが唯一無二かもしれない皿うどん！

これはクリームソース！？そう見間違えても不思議じゃないこのビジュアル。ですが具材はかまぼこ、キャベツ、きくらげ、豚肉、コーン、もやし、という家庭的な皿うどんのそれなのです。

白さの要因はおそらくトンコツスープ、ちゃんぽんにも使われるものの応用でしょう。味が濃そうにも見えますが、実際は一般的な皿うどんの餡よりもまろやかな印象でトンコツ臭さも感じません。

麺は細麺と太麺が選べます。どっちがいいのかなーと悩んでいると『長崎市では細麺が一般的だけど、このへんの田舎では太麺を食べますね』というヒントをいただき、太麺でお願いしました。

細麺はパリパリに揚げられているタイプですが、太麺はあんかけ焼きそばのように表面がほんのりパリッとなるよう焼き焦がされたタイプ。これがなかなか力強い食感なのです。

長崎では皿うどんの味変としてソースを加えるのだとか！？自分は好まないので使いませんが、テーブルにその用意は出来ています。酢は⋯見当たりませんね。

何も知らずに皿うどんを注文したら「えっ！？」となりそうな尖った見た目ですが、それとは裏腹に味わいには尖りのないマイルドな一皿でした。ごちそうさまです！