ゴールデンカムイにも登場した「花園だんご」を明治期から販売する北海道小樽市の老舗和菓子店「新倉屋」で、ありそうで意外とない和洋折衷のどら焼きソフト!?
全国各地で実食したソフトクリームの中から『美味しい、珍しい、興味深い』などの個性を紹介するソフトクリーム同好会のお時間です。
小樽新倉屋 花園本店
小樽市の夜の歓楽街エリア「花園町」に本店を構えている新倉屋。現在では市内3店舗で営業をしていますが、どら焼きソフトがあるのはここ本店だけ。

メニュー
店舗内の一角にカフェとして設置されたイートインスペース。そこでいただけるカフェメニューがこちら。

人気はやはり花園団子のようですが、我々の目的は⋯

どらやきソフト
受け取ったその手にはずっしりとした重量感。たっぷりのソフトクリームがどら焼きの皮にサンドされ、食べやすいようにカップの中に収まっています。むしろこうしないと食べづらくてしょうがない盛り具合なのです。

あんこは横に添えられているほか、ソフトクリームの下にも。

それではいただきまーす。やや固めでシャリ感のあるソフトは甘さを抑えたミルクフレーバー。あんこも甘さ控えめという声が多いようですが、自分的にはそこそこ甘いような?
ソフトが控えめなのでバランスは取れています。
食べ進めてそろそろどら焼きの皮も⋯と思ってもこれがなかなか食べづらい。かぶりついてみようかと皮ごと持ち上げるとこの厚さ!

一気に齧ろうものなら崩壊流出間違いなし!なので結局少しずつ削っていく作戦に変更しなければならないほど食べづらい反面、食べ応えは十分です。
さてソフトクリーム自体の味の評価は⋯、並レベルかな。これといった特徴が見当たらず、よくありがちな感じなのです。
ソフトは辛口評価となりましたが、どら焼きとソフトクリームの相性は悪くありません。580円という価格を考慮すると全体のコスパは良好な部類でしょう。ちょっとした和パフェ的感覚で食べるには良いと思いますし、白玉がプラスできたらもう一段良くなりそうな存在でした。
今回のレポートは以上です。と店から出ようとしたその時、何か視線を感じる。ここでまさかのアザラシ!?

それは「おたる水族館とコラボ賞品」として販売中の、ゴマフアザラシをモチーフにしたゴマフ大福だったのです。

ゴマを散らした餅をアザラシ型に成形し、そこに表情を描いたシールを貼ってゴマフアザラシを模したこの大福。思わず手が伸びてしまうアイディア賞品だとは思いませんか?

まるで水中を泳いでいるような、違和感のないゴマフアザラシ。作りはシンプルですが面白く見事な表現です。


素晴らしいのはアイディアだけではありません!心地よい餅の弾力と風味、そこにしっかりと加わるゴマの香ばしさ、バランス良い餡の甘さ、この大福はかなり美味しい。言いにくいのですけれど、どら焼きソフトよりも美味しいです。
これはアザラシ抜きにしても良い出来の大福ですので、ぜひともお試しを!大福同好会も設立しようかな⋯。
小樽新倉屋 花園本店 | |
所在地 |
小樽市花園1丁目3番1号 |
営業時間 |
9:30~18:00 カフェは11:00~17:00 |
定休日 |
木曜日 |
支払い方法 |
キャッシュレス決済可 |
駐車場 |
花園1丁目パーキング3台無料 |
公式URL | https://www.niikuraya.com |
コメントをお書きください