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2024年 能代七夕「天空の不夜城 」開催概要と現地解説|日程・スケジュール・駐車場・場所・出店

東北地方が一年で最も熱気を帯びる夏祭りシーズン。東北の夏祭りは面白い!ここでは秋田県能代市にて開催される圧巻の「能代七夕 天空の不夜城」について、開催概要と効率的に楽しむための経験談をお伝えしていきます。

令和6年 天空の不夜城 開催概要

公式サイト
🔗 https://noshirotanabata.com
日程・時間・スケジュール
期間 2024年8月2日(金) ~3日(土)
時間 18:30~21:00
備考 毎年同日開催
会場・運行コース・アクセス
会場 国道101号(イオン能代店前一帯)
所在地 秋田県能代市柳町11-1、とその周辺
有料席 イオン能代店前に設置 
駐車場 あり
鉄道 JR能代駅から徒歩12分

運行地図

観覧席

イオン能代店前に設置される本部を中心に国道101号線の全長約600mが運行コースとなります。そのほとんどが無料観覧エリアで歩道から自由に観覧する形。イオン前に設置される有料観覧席は出陣式などを正面で観ることができる位置となっています。

 

有料席は空きがあれば当日現地でも購入可能ですが、正直言って無料観覧エリアで十分に楽しめます。場所取りにもさほど苦労しません。それら詳細については後述の現地観覧レポートの項目をご覧ください。

駐車場

公式に案内されている無料臨時駐車場が6か所あります。

①能代青果地方卸売市場

場所

能代市鳥小屋36-1  Map

備考 本部まで徒歩20分

②能代市総合体育館

場所 能代市大町9-53  Map
備考 本部まで徒歩10分

③市民臨時駐車場

場所 秋田県能代市万町8-50  Map
備考 本部まで徒歩15分

④能代市文化会館

場所 能代市追分町4-26  Map
備考 本部まで徒歩13分

⑤山本地域振興局

場所 能代市御指南町1-10  Map
備考 本部まで徒歩15分

⑥丸水秋田中央水産

場所 能代市通町9-27  Map
備考 本部まで徒歩11分

 

この他にも体育館向かいにある「こども館」も公式に駐車場となるようです。このどちらかに駐められるとベスト。ただ、地元の方々はみなイオンの駐車場を利用している様子。収容台数も多くおそらく黙認されているのでしょうが、ご利用は自己責任で。

天空の不夜城(七夕灯籠)

天空の不夜城はその名のとおり「天空=高い、不夜城=光り輝くお城」という特徴を持つ七夕灯籠が運行するお祭りです。

 

本番を前にした七夕灯籠は「けやき公園」にて全4基、右から愛季 (ちかすえ)、二中若、一中若、嘉六 (かろく)が展示されています。

 

天に伸びるような城郭灯籠。愛季は高さ24.1m、嘉六が17.6mとまさにノシロの動く城。もちろん全て人力で押し引きして動かします。車輪付きとは言え、愛季の重量は28トンもあるのだから半端ない!

 

大きさがいまいちピンとこない?では人やトラックとの比較をどうぞ。高さ2番目の嘉六でも十分に高いと伝わるのでは。

飲食・露店・出店・トイレ

露店は灯籠の展示会場と同じ「けやき公園」の一角に屋台村のような形で出店しています。地元のお店が主体となっている感じでなかなか良さげ。しかし暑すぎるせいか賑わっているとは言い難い状況…。 

 

この他にもイオン周辺にいくつかの露店が出ており、そちらのほうが賑わっています。むしろイオンが拠点となっていると言ってもいい状況です。

 

仮設トイレは設置されません。利用できるトイレは「イオン・スーパーイトク・けやき公園・市役所」と公式で案内されています。

現地観覧レポート

ここからは時系列に沿って解説していきます。

 

18:00~ 観覧場所探し

場所取りに出たのがお祭り開始の30分前。にも関わらずイオンから少し離れただけで全然人がいません。沿道の最前列で好きに選び放題です。

 

超余裕すぎる状況に拍子抜けすると同時に勝利を確信。信号や標識などが撮影の邪魔にならない場所をじっくり吟味して探せます。そうして確保したのがイオンから200mほど南の柳町新道の交差点です。

 

およそ400m先には大型灯籠の姿を確認。果たしてこちらにやってくるのはいつになるのだろうか?

18:30~ 出発

イオン前にて主に有料観覧席の人達に向けたオープニングセレモニーなどが行われた後、運行開始となったのが18時30分を少し過ぎた頃。やっと観覧客も増えてきましたが、2列目なら余裕で確保できるイージーな状況は続きます。

18:50 二中若

先陣を切って登場したのは能代第二中学校が運行する二中若の一団です。目の前を通過したのが18時50分頃。 

 

七夕灯籠は全部で4台ですが運行するのは各日3台ずつ。一中若と二中若は一日ずつの運行となっています。愛季と比較すると小型とはいえそれでも高さ8mくらいはありそう。

19:00 嘉六

続いてやってきのは中ボスの嘉六。17.6mでもかなり大きいのは建物との比較でもよくわかります。灯籠の細かい部分については暗くなってから紹介するとして、先に全体の流れを進めていきましょう。

 

目の前を通り過ぎた嘉六は少し奥まで進んで方向転換に取り掛かります。

19:10 愛季

ついにラスボスの姿がハッキリと…やはり圧倒的にデカい!

 

Uターンのため柳町新道交差点で一堂に会する3台。運行中の3台を1枚に納められるのはおそらくここだけでしょう。意図せず素晴らしい場所を確保していたのです。

 

空が暗くなるとともに色のコントラストがハッキリと。幻想的に浮かび上がる不夜城の本領はここから発揮されます。

 

二中若が先んじて復路へ出発。愛季は横道に退避し、嘉六を行かせて後を追随することになりますが、図体がデカいだけあって転回するにも一苦労。進み始めるまでに時間を要するこのタイミングで観覧場所を移動します。

19:25~ 高所からの観覧

次は高い所からも観覧したい作戦に移行です。実はイオン4階駐車場の一角に関係者向けの撮影ゾーンがキープされているのを本番直前の下見で発見し、その一部が使えるかもと狙っていたのです。

 

本番中のこの場所にはカメラを構えた関係者が数人、そして一般人らしき人達もいるじゃないですか。ならば、『ここに入って見ても大丈夫ですか?』と警備員さんに尋ねた答えは『関係者を優先してくれればOK』。

 

こうして絶好の場所を確保することに成功したのです。ただしこれはオフィシャルな方法ではないので毎年同様であるとは限りません。

 

交差点を離れて20分が経過しましたが、愛季はまだ転回を終えていません。こうやって高い位置から観ると大型灯籠の迫力を再確認することができますね。

 

一方その頃、二中若は後続が来るのを太鼓の演奏で盛り上げているようです。

 

5分が経過し、横道に退避した愛季を抜いて嘉六が勢いよく帰ってきました。長いロープを大勢で引き、さらに後ろからも押しているのです。

 

嘉六が真横を通過すると頭頂部がほぼ同じくらいの高さです。下から見上げるのではわからない装飾までしっかり見えるのがイイ!

 

続く愛季は、え…すごっ!ほぼ同じ高さに人が乗っているじゃないですか!こちらに向けて提灯を振っています。これは下から見ている人にはほぼ気づかれないような。

 

この場所は有料観覧席よりも特等席でしょう!

19:50~ ふれあいタイム

予定よりも10分ほど遅れてふれあいタイムが始まりました。イオン前まで戻ってきた灯籠は運行を停止、観客は道路への侵入がOKとなります。間近でじっくりと詳細に観覧するならこのタイミングです。

 

1世紀ぶりの大型灯籠復活に際して2013年に完成した嘉六。絵柄も細かいですし、軒裏までもしっかり装飾されている芸も細かい。

 

嘉六の翌年、二代目として制作された愛季はよりカラフルで配色も繊細。各段が絵巻物になっていてもはや細かすぎて伝わらない灯籠、褒め言葉です。

 

四隅にとまる蝶は立体的な装飾。

 

龍頭、雲、鳥居などその他各所にお立体細工が施されています。

 

この日の運行はなかった一中若もふれあいタイムには参加しています。乗車しているのは中学生にも負けない若々しさのお姉さん達。

 

太鼓台もふれあいに参加。奏者の筋肉すごっ。カメラを構える女性は灯籠よりもマッスルボディに釘付けのようです。

20:20~ 点灯式

終わりの儀式として全ての灯籠を一度消灯します。そして1基ずつ点灯していき、全点灯ののちお囃子の演奏でクライマックスの盛り上がり。

 

お偉いさんの挨拶ののち、よくわからないご当地コールの三本締め。これで終了の運びとなります。竿燈まつり同様、秋田には良くも悪くもビシッと締める文化がないのかもしれません。

 

20時40分、解散!

動画

天空の不夜城一連の流れを8分でわかる動画にしました。

ポイントまとめ

  • イオンを拠点にすると便利
    食料と水分補充・休憩・トイレ、裏技として駐車場も、全てイオン能代店で片付きます。イオンタウン能代店ではないのでご注意を!
  • 観覧場所の確保は余裕
    さほど混雑しないのは写真でもご覧いただけたとおり。18時から観覧場所を探しても余裕、土日は気持ち早く行く程度で良いかと思います。立ち見でよければ開始後でも問題なく見れるでしょう。となると有料観覧席を購入する必要はありませんね。
  • 暑さ対策は大事
    この日は少し前に通り雨が降ったのに暑かった!能代は海側とは言え、猛暑日にもなります。熱中症対策として、日中はどこかで涼んで過ごし、陽が低くなる17時以降に現地入りするくらいの計画でもいいと思います。
  • もっと評価されるべき祭り
    五所川原立佞武多よりも大きい、他では見られない大迫力!なのに観覧場所の確保は容易!さほど混雑しないので身動きも取りやすい!はっきり言って穴場のお祭りです。

以上、能代七夕天空の不夜城レポートでした。日程的に他の東北夏祭りと合わせた計画が練りやすいので是非!

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