ら・フェスタ2023（釧路ラーメンフェスティバル）開催情報と前回の様子｜日程・場所・参加店舗・メニュー・駐車場

2023年は5年ぶりに開催！2018年を最後に休止していた釧路ラーメンフェスティバルが『ら・フェスタ2023』として復活します。なんと初日は深夜0時まで営業しているという他にはない特徴も。

ここでは『ら・ふぇすた2023』の開催概要と過去開催の様子（日時・場所・参加店舗・メニュー・混雑・駐車場など）をお伝えします。

【画像出典：釧路ラーメン麺遊会Twitter】

前回開催は王道系から個性的な創作系まで幅広いラインナップでしたが、今回は比較的真っ向勝負が多いようです。価格は1杯600円～700円で、2018年と比べてもほぼ据え置きの価格帯となっています。

前回開催となる「ら・フェスタ2018」で『2日間かけて全てのラーメンを制覇してみよう』なんて勢いだけでチャレンジした一人の男がいました。その時の様子をここに記してみたいと思います。

まずやろうと思ったきっかけは屋外で深夜まで営業していること。2018年は9月1日・2日の開催でしたが、その時期でも釧路の夜ってそこそこ冷えるんですよ。ちょっと寒空の下で深夜に温かい麺を食べるお祭りって…、なんだかワクワクしませんか？

というわけで遠路はるばる釧路までかけつけた2018年当時のラーメンメニューがこちら！

【画像出典：釧路ラーメン麺遊会Twitter】

『せっかく釧路まで行くなら全12杯制覇してやろうじゃないか！Yes,we can！』と意気込み、決して大食いではない至って標準的な食事量のアベレージな人間が、どのくらい食べられるのか？という物語が始まります。

開幕前

開幕時刻の30分前にイオンモール釧路昭和店に到着。『あれ？駐車場の車が思った以上に少ない？まだ開幕前とはいえ少なすぎるんじゃ…？もしやこのイベントってあまり人気がない！？』という状況に少し不安になりつつも、とりあえず駐車場内に設営された会場を下見に行きます。

ここが深夜まで、そして翌日まで続く戦場。テーブル席とベンチ席が用意されていますが、屋根付きはありません。まだ会場内の人影もちらほら。 

ラーメン以外の飲食ブースも出店しています。かき氷、フライドポテト、焼き鳥、焼き牡蠣、チョコバナナなどなど。 

その中にはこんな北海道ローカルな物も。フレンチドッグ＝ほぼアメリカンドッグ、だと思ってください。厳密には中身が魚肉ソーセージだとかの説があるらしいのですが、注目すべきはそこよりも「砂糖をまぶす」という点。 

アメリカンドッグに砂糖をつけて食べる地域って他にもあるのでしょうか？北海道でも東側ローカルの食べ方だと思いますが、この食べ方も美味しいのですよ。

さて時刻は11時、戦いの幕開けです。人が集まり始めてはいるものの、この時点では盛況とまでは言えない感じ。釧路市民はスロースターターなのかも？

全店が一列に横並びなので今どのラーメンが混雑しているかが一目瞭然。開幕直後の並びでは「ばかあたり」というお店が1番人気のようです。

①春鶴

記念すべき１杯目にここを選んだ理由は単に並びが少なかったから。どうせ全店食べますし、先は長いのですから。

釧路醤油ラーメン 550円

【公式解説】

昔ながらの味わいにほんのりエッセンスを加えた王道の釧路ラーメン。

見た目の印象通り、いわゆるよくある中華そば。ですが塩気の強さが目立ちます。

あぁ！でかっ！550円

【公式解説】

何かがでかい!？とにかく大きなチャーシューに驚愕する釧路ラーメン 

中華そばの魚出汁バージョン。細麺であっさり。チャーシューは大きいけれど薄くて存在感は平凡。550円だし仕方ないのかな。

濃厚グリーンカレーまりも 600円 

【公式解説】

見た目！？いやいや、味ですよ！観光立国釧路をイメージ。まりも命名120周年記念。

中に入っているのはまりもじゃなくて黄色の中太麺。脂と塩分多めで味は結構濃い。ただ味の方向性としては面白くて好き。

オホーツク貝柱塩ラーメン 600円

【公式解説】

オホーツク産の干し貝柱の旨味を活かしたご当地ラーメン。コクと深みの干し貝柱入りあんかけ塩ラーメン！

今回1番美味しかった1杯。スープの旨味と塩がマッチ！具材はエビ・ネギ・もやし・白菜にあんのとろみをプラス。中心にあるのはエビ風味のピリ辛醤のようなもの。麺は太麺で札幌系。スープはあんかけじゃなくても良かったかも。

ここまでで連続4杯クリア。1杯が少なめとは言え、さすがにお腹が苦しくなってきたので一旦戦線離脱。開幕から13時頃までは特に大きな混雑は見られませんでした。

16時30分頃に会場へ復帰すると雨がパラパラとやや濡れ模様。タイムサービスを開始するお店も出現！？これは天候と客入りを加味してなのだろうか？確かに会場はまだ空いているといった感じです。

復帰後の1杯目は…、一番行列を作っていた店が空いている！？今がチャーンス！

濃厚海老みそ特製炙りチャーシュー厚切り 700円

【公式解説】

海老の風味と炙った厚切りのチャーシューがマッチング

写真の撮り方失敗でチャーシューが小さく見えますが実際は下の見本くらいあります。

エビの風味はあったけれどエビ以外の部分も含めての濃厚。エビを活かすためにそれ以外の部分をあっさりとさせたほうが良いかも？一転してチャーシューは味付け控えめで、大きくて厚い重量級なのに柔らかくて美味しい。

雨に襲われる

5杯目を倒した直後に雨が強くなり始め、お客さんたちは続々とイオン内へと避難。雨天決行のイベントですが、会場に防雨席がないので6杯目の前で中断やむを得ずです。まぁ中には雨合羽を着て食べ続けているツワモノもいたんですけどね…。

雨宿りをして機を伺うもなかなか回復しそうにもなく…。ペース配分的にもう1杯食べておきたいところでしたが一旦会場を離脱。すぐ隣にある銭湯に入りつつ天候と空腹の回復を待ちます。

21時をお知らせします。雨は少し弱くなったものの傘なしではまだ厳しい状況。それでも夜になって客足が増えてきました。

ほどなく雨はあがり再び戦いへ。 昼～夕方～夜と休息をはさんだことで胃に少し余裕はできましたが、 ハッキリ言ってラーメンに飽きています。それでも負けられない戦いが、そこにある。夜の連戦開幕は21時30分。

牛サイコロチャーシューと豊西牛JAN麺山わさび添え 600円

【公式解説】

十勝で実った味わい豊かな国産牛肉。豊西牛JANは必食！

事前調査では一番食べてみたいと思っていたラーメンだったのですが…。見本写真と実物の差が…。サイコロチャーシューと山わさびがまるで少なくないですか？

厚岸あさりとバラ焼き盛りラーメン 600円

【公式解説】

厚岸産あさりをふんだんに使った海のエキス豊かな味わいに舌鼓。

海老と帆立天のらーめんぶっかけ 600円

【公式解説】

揚げたての海老とホタテの天ぷらを話題のラーメンぶっかけで。

夜の三連杯を無事に乗り切った22時過ぎの会場は…深夜なのに賑わっています！23時過ぎでも行列ができているこの賑わいですよ。開幕直後、11時の客入りの大人しさはなんだったのだろう。

そして日付が変わるタイミングで再び戦地へ。

終了1時間前となり、結構減りましたがお客さんはまだまだいます。客層的には20～30代が圧倒的ですが特に治安の悪い感じはありません。夜間のトイレもイオンが0時まで開放してくれるので安心。

初日最後の一杯は深夜0時5分。ヘヴィーなの…いきますっ！

背脂・塩・豚骨得盛チャーシュー 700円

【公式解説】

チャーシュー４枚が得盛！塩とんこつと背脂でこってりの王道を行く。

公式ではチャーシュー4枚となっていますが、大きいのが5枚も。豚骨塩スープに背脂・にんにく・黒胡椒で仕上げた一杯。細麺だけど福岡標準よりもやや太め。深夜に、しかも連戦の最後に食べてはいけない一杯でした。

初日は「14時間で9杯」という結果で終了しました。残りは2日目の「6時間で3杯」なのでペースとしては良い感じ。翌日にラーメンフィラキシーショックさえ発症しなければクリアは見えています。

戦いの続きはまた明日、2日目開幕の9時からです。それではラーメンの悪夢を見ませんようにと祈って、おやすみなさい。 

翌朝すっきりしない胃のまま会場に到着したのは開幕15分前の8時45分。快晴で絶好のイベント日和ですが、やはりお客が全然集まっていない…。 

どうやらこのイベントはスロースタートな集客ということでいいみたいです。それでは2日目も戦闘開始！ 時間の猶予は15時までですができるだけ早いクリアを目指します。

ワイルドベビースター☆焼きブタメン 700円→500円

【公式解説】

虎吉特製の揚げ麺が載ったニュータイプのラーメン。

しかし2日目の虎吉からは「ワイルドベビースター」の文字が消されてただの「焼きブタメン」になっている！？深くは聞けませんでしたが、どうやら大人の事情が発生したようです。ラーメン自体に変更はなさそうですが、200円値下げとなっていました。

スープは京都系の背脂醤油。麺は北海道的な中太の縮れ麺と皿うどん的揚げ麺のダブル。チャーシューは豚バラを焼いたものが4枚。500円としてはGood。700円だと…？

CRABONスパイスの坦々肉カレー油そば 700円

【公式解説】

スープカレーの新店「クラボン」とコラボレーションした魅惑の一杯。

カレーの香りはするけれど、もう少しスパイスの効きが欲しい。辛さはあまりない。とにかく油分と味付けが濃くて白米のおかずになるくらい濃い。麺の量は多いけれど…。

次の一杯が我らが最後の別れとなるだろう。時刻ななんと偶然にも11時11分。

旭川しょうゆラーメン 600円

【公式解説】

旭川を代表するしょうゆラーメン。今年はトッピングでさらに豪華に！

ノートッピングで注文したので豪華にはなっていません。見た目よりも塩気はない。そして旨味がもっとない。脂がすごい。少し苦味がある。旭川の老舗・◯屋にも似た感じで、自分には合わず…。

この激闘が動画化されました！動画では各ラーメンを星5点満点で評価していますが、連食の影響で正直あてにならないと思います。あくまで個人の感想、参考の参考程度くらいに捉えておいてください。

なんだか1年分のラーメンを食べた気が、いやもう2年くらいラーメンを食べなくてもいい気すらします。みなさんには1日2～3杯くらいにとどめ、美味しくを一番に考えることをおすすめしたい。最後に自分的特別賞の一杯は…

グリーンカレーまりも

ネーミングの冒険、味の方向性、胃へのパンチ力、今後の可能性。これら全てを総合しての受賞です。勝手におめでとうございます！

以上、「ら・フェスタ2023」の開催概要と過去の様子をお伝えしました。繰り返しになりますが、みなさんくれぐれもラーメンの食べ過ぎには注意してください。12杯も食べると本気で体がだるくなりますので。