2024年 · 2024/05/22

新潟せんべい王国を調査！国王はばかうけ？【新潟観光スポット】

米の大生産地である新潟県には有名米菓メーカーが多いだけではなく、せんべいの王国まであるらしい。名前から推察するにテーマパークような場所？果たしてどんな場所なのか？事前知識ほぼゼロの状態で行ってみました。

到着してまず判明したのは、せんべい王国は「ばかうけ」を製造するベフコ（栗山米菓）が運営母体だということ。工場と同じ敷地内に王国が築かれています。

訪れた日は日曜日で気候も絶好の行楽日和。混雑を覚悟していたのに駐車場が空いているじゃないですか。でも営業はしています。ということは…？一抹の不安を抱えながらもまずは体験館を覗いてみます。

体験コーナーは特に事前予約は不要。例えばお子さんが興味を持ったら体験してみる、という判断を現地でできるのは利点でしょう。

特大せんべいのサイズは25センチで形は丸かハートを選べるそうです。これは記念になるしなかなか面白そう。唯一の問題は、自分で手焼きして絵付けまでした愛しいせんべいを食べてしまえるのかという点ですね。

体験しない人でもせんべい製造を見学できる！しかし、いまだかつてこんな簡素な…えぇこれだけです。しかも日曜日だったからか停止しておりました。ここはおまけ程度ということで。

敷地内屋外の一角に構えられた朱色の鳥居と狛ばかうけ。その構えからして何かちょっと面白いものが祀られていそうな予感。

参拝方法は二礼二拍手一礼。お狐様が咥えているのはばかうけ、ではなく巻物ですね…。うーん意外と普通です。そもそも会社で祀っていた神社を少しアレンジしたということなのかも？予感は外れました。

なにやら古風な門構えをしているのがお土産と軽食のコーナーです。

テーマは大正時代とか昭和初期なのでしょうか？建物自体は綺麗で良い感じ。

新潟県民ではない自分には見慣れぬお菓子ばかり。種類も豊富で、見るだけでも結構面白い。そんな中でお土産１位は新潟限定ばかうけの詰め合わせですって。

あ、バスセンターのカレー味せんべいだ！

新潟限定の南蛮えび味柿の種。でもこれって亀田製菓の商品ですよね？他社製品も扱うとはさすが王国、懐が広い。

アンパンマンセットは子供が喜ぶやつー。絵付きの箱というパッケージの魔力に思わず手が伸びてしまいますが、子供の笑顔代だと思えば安いはず。

王国限定のばかうけイカ七味マヨネーズ風味。試食をいただいてみましたが、なかなか美味しかったのでこれはお土産用に購入っと。

お菓子だけではなく王国限定のオリジナルグッズもありました。I♥ばかうけTシャツはカラーラインナップが豊富な上に価格が安い！今思えばなぜ買わなかったのだとこれを書きながら後悔しております。

トートバッグも手頃な価格、そして色味が良い。今思えばなぜ買わなかったのだと2回目。Tシャツのようにサイズを問わないですし、これまたお土産向きでしょう。

せんべいソフトクリームは「砕いたサラダせんべい＋濃厚バニラソフト＋しょうゆだれ」という実質ミニパフェです。ソフトクリーム同好会会員としては食べてレビューすべきところなのですが、時間の都合でそれは叶わずでした。(2024年5月現在ソフトクリームは500円)

一抹の不安から始まった入国ですが、体験せずに見て買うだけでもそこそこ楽しめました。しかし当初イメージしていた王国・テーマパークからすると少し内容が物足りなかったなとは思います。

体験コーナーはもっとメニューの幅が広がれば、例えばオリジナルせんべいパフェづくりとかその場で味わえるものがあってもいいかも。更にもっと他社も参入されれば王国としての権威が増すかと。その中でコラボメニューや王国だけの限定商品を増やしていけば王国に行く意味が強まって駐車場の空きも減りそう。

他にも三幸製菓や岩塚製菓など新潟には素晴らしい米菓メーカーが多いですし、本当の新潟せんべい王国へと発展していけばいいなーなんて思ったり。以上、１訪問者の無責任な意見であり期待でした。