北海道最古のお祭りとも言われる「江差・姥神大神宮渡御祭」が2023年は4年ぶりにコロナ禍以前の形式で開催されます。
かつて北海道で最も栄えた街である江差町。そこで江戸時代から続く絢爛豪華な姥神大神宮渡御祭の開催概要「日程・時間・コース・見どころ・駐車場・交通規制など」をお伝えします。
2023 姥神大神宮渡御祭 開催概要
開催期間とスケジュール
日程
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2023年8月9日(水)~8月11日(金)
※毎年日付固定
主な行事スケジュール
初日となる8月9日は準備・ウォーミングアップ的な日で、一般観光客的にはあまり見どころがある日でははありません。2日目、3日目に行われる「山車巡行・神輿宿入れ・全山車揃い競演」の詳細ついては次以降の項目をご覧ください。
8/9 | 宵宮祭<遷霊祭> |
午前中 | 各町内で山車準備 |
子供中心の山車巡行 | |
19:30 | 遷霊の儀 |
先山車定め |
8/10 |
本祭<渡御祭> |
昼頃 | 各町から姥神神社前に全山車が集結 |
13:00 | 山車巡行開始(下町) |
20:00 | 全山車揃いお囃子競演(愛宕町) |
20:30 | 還輿祭・神輿宿入れ |
全山車揃いお囃子競演(姥神神社前) | |
22:30 | 解散 |
8/11 |
本祭<渡御祭・遷霊祭> |
昼前 | 各町から姥神神社前に全山車が集結 |
12:00 | 山車巡行開始(上町) |
21:00 | 神輿宿入れ |
21:00 | 全山車揃い競演フィナーレ |
23:00 | 解散 |
会場・アクセス
会場 |
姥神大神宮(姥神神社) |
所在地 |
江差町姥神町98-99 |
自家用車 |
函館市中心部から約90分 |
バス |
函館駅・新函館北斗駅→(函館バス610系統)→姥神町フェリー前 |
山車巡行コース
全13台の山車が昼に姥神大神宮を出発し、夜まで長時間をかけて町内を巡行します。運行コースは2日目が下町、3日目が上町とそれぞれ異なり、下記のようなルートとなります。
【画像出典:江差町観光情報ポータルサイト】
神輿宿入れ
松明を持った白丁子8人が左右4人ずつ向かい合い、鳥居下から拝殿の階段までの参道を火ではき清めるように駆け登ります。続いて白衣の若者に担がれた神輿も石段を駆け登りますが、一度では拝殿に入れずに拝殿の直前まで行っては鳥居まで戻る、を繰り返さなければなりません。
3基ある神輿は、1基目は7回目、2基目は5回目、3基目は3回目でようやく入ることができるという決まり。担ぎ手が汗だくになりながら拝殿まで到達するという姿に周囲は拍手で迎い入れる。という見せ場の1つです。
全山車揃い祭り囃子競演
ライトアップされて輝く全13台の山車が一同に介し、お囃子の競演で盛り上がる姿がこのお祭り最大の風情であり見せ場となります。
まず1回目は2日目の20時頃です。山車巡行の道中で愛宕町の商店街に勢ぞろい。一直線に並んだ山車のお囃子競演が祭りの風情を掻き立てます。続く2回目が同日22時頃。神輿宿入れが終わる頃に姥神神社前に山車が集結し再び競演、この日最後の見せ場を演出します。
3回目が最終日となる3日目の21時頃。フィナーレとしてホテルニューえさし前に山車が続々と集まってきます。その際に会場スピーカーにて各山車の労をねぎらうアナウンスが入り、観客からの拍手に包まれます。そしてそこから約2時間にわたって会場全体が狂喜乱舞の大盛りあがり。という最大のクライマックスで祭りの幕を閉じます。
交通規制
10日 下町巡行
- 姥神・中歌 いにしえ通り(姥神大神宮~本間自転車店)車両進入禁止
11:00~15:00 / 19:00~23:00 - 豊川町通り(旧日本生命~前田組)車両進入禁止
14:00~17:00 - 新栄町町内一帯
16:00~20:00 - 愛宕町町内一帯
18:00~21:30
11日 上町巡行
- 姥神・中歌 いにしえ通り(横山家~津花町旧国道入口)車両進入禁止
10:00~14:00 - 国道228号線(津花旧国道入口~茂尻バス停)片側交互通行
12:00~14:00 - 茂尻・海岸旧国道(茂尻町~海岸町~南浜町~柏森神社)車両進入禁止
13:00~15:30 - 駅前通り(南浜町~陣屋町~茂尻町)車両進入禁止
14:00~18:00 - 上町商店街一帯(茂尻~橋本~上野~本町~新地~円山)車両進入禁止
17:00~24:00
以上、2023年姥神大神宮渡御祭の開催概要をお伝えしました。北海道とはいえこの時期の日中はかなり気温が高くなることも当たり前なので、熱中症には気をつけてくださいね。
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