東北地方が一年で最も熱気を帯びる夏祭りシーズン。福島市のわらじまつりは、2022年は人数制限ありの「流し踊り方」式で時短開催となりましたが、2023年はコロナ禍以前の形式の「輪おどり方式」で人数制限も撤廃されます。
ここでは「福島わらじまつり」について、開催概要と効率的に楽しむための経験談をお伝えしていきます。
開催スケジュール
日程
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2023年8月4日(金)~6日(日)
※毎年第1金曜日~日曜日の3日間
スケジュール
2023年については未発表ですが、前年スケジュールは下記の通り。ただし前年は時短開催だったため、今年はこれよりも長い時間での開催となる予定です。最終日はパレード等は行われず、信夫山羽黒神社への大わらじ奉納のみとなります。
金曜日 |
交通規制 16:30~21:30 |
18:00 |
修祓式 |
18:35 | わらじおどりⅠ部 |
19:05 | 大わらじ・創作わらじパレード |
19:20 | わらじおどりⅡ部 |
19:50 |
大わらじ・創作わらじパレード |
20:05 | 終了 |
土曜日 |
交通規制 16:30~21:30 |
17:00 |
わらじ綱引き |
18:30 | わらじおどりⅠ部 |
19:00 | 大わらじ・創作わらじパレード |
19:15 | わらじおどりⅡ部 |
19:45 |
大わらじパレード |
20:00 | フィナーレ・大わらじ吊り上げ |
20:15 |
閉会宣言 |
会場とアクセス
会場 |
国道13号線(信夫通り)の300~400mを周回 |
交通 |
JR福島駅東口から徒歩約5分 |
以前はすべて沿道から自由観覧する形でしたが、2023年から新たな取り組みとして有料観覧席が設定されることになりました。眼の前で大わらじ大回転が見られるS席が各日80席・1人2000円、A席が各日100席・1人1000円です。購入については福島市役所ホームページをご覧ください。
なお会場の範囲があまり広くないため、沿道の人々は結構密集する傾向にあります。自由観覧の際は少し窮屈かもしれません。
駐車場
わらじまつりに無料駐車場はありません。会場周辺の有料駐車場は混雑が予想されるためパークアンドライドが推奨されていますが、西口側ならば極端に混雑することはないという自身の経験談です。そこで以下におすすめの駐車場をピックアップします。
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三井のリパーク 福島駅西口立体駐車場[Map]
60分200円・24時間最大600円(土日祝700円)
133台駐車可能な自走式立体駐車場。 -
協三西口パーキング[Map]
60分100円・当日最大600円
収容台数の多い青空駐車場。周辺にも同様の駐車場が多数あるためどこからしらに空きはあるはずです。
それぞれの駐車場からパレードコースまでは駅近歩道を抜けて徒歩10分程度です。夕方から交通規制も入りますし、駅東側で下手に駐車場を探すよりも最初から西側を選んだほうが効率的でしょう。
飲食・露店
会場周辺には屋台が出店するほか、そもそも飲食店自体が多いエリアのため、食事の選択肢は多数で困るということはないでしょう。有名なご当地グルメのひとつとしては円盤餃子がありますよ。
見どころ
大わらじパレード
太鼓の生演奏に合わせて、長さ12m、幅1.4m、重さ2トンの日本一巨大なわらじを約100人余りで担いで練り歩きます。
金のわらじ
大きさは3m弱ほどですが、キラキラと輝く存在感抜群の「金のわらじ」もパレードに登場します。ひょっとしたら商売繁盛のご利益があるかも?
体験・教室
8月5日(土)には県立医科大学保健科学部駅前キャンパス1Fにて各種体験・教室が開かれます。いずれも事前申込は不要、参加費無料で誰でも参加が可能です。
10:00~12:00(受付終了11:30)
- わらじ作り教室
- わらじ担ぎ体験
13:30~15:00(受付終了14:30)
- わらのわ作り教室
- わらじおどり教室
福島市わらじまつり東北六祭のひとつですが、2018年までは伝統はおまけの何でもアリな市民祭りといった印象でした。例えるならばパリピの集いみたいな感じで統一感はなく、明らかに他の五祭とは毛色が違う。自分も2018年に観覧に行っており、正直がっかりとさせられたものでした。
しかしその状況を危惧した人々により、2019年からわらじまつりはリニューアル。ダンシングそーだナイトという名の自由創作ダンスコーナーを廃止、伝統として継承していけるよう統一感を持たせ、踊りや音頭などもクラシカルに見直したそうです。
2018年以前にわらじまつりを観覧してお腹いっぱいになった観光客の方も、再度わらじまつりを見直してみるにはいいタイミングかも知れません。
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