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村上市で即身仏を拝んだ令和最初の日【日本半周してた旅~第60話】

  

即 身 

 

村上市といえば鮭!ということくらいしか知らない初訪問です。

観光についてネットで調べよーっとポチポチ。

すると偶然発見してしまったのがこの3文字でした。

 

これは見てみたい、人生の経験値として見ておきたい!

詳しいことは後回しで現場に急行だ!

というのが令和最初の日、2019年5月1日のことです。

 

  

大悲山 観音寺

即身仏とは、苦行の末に原型のまま亡骸になる生き仏、つまりはミイラとなった仏様です。

その即身仏が安置され誰でも参拝できるのが新潟県村上市にある観音寺。

 

 

日本最後のミイラ

即身仏となれれたのは仏海上人、76歳の時に観音寺の裏に塚を築いて入られたそうです。

それは明治36年(1903年)とそう遠くない過去のことで驚きです。

 

ご住職が不在ですが勝手に参拝していいということなのでお邪魔します。

 

 

靴を脱いで左奥に進むとそこに即身仏が。

「拝観料は不要」ですが参拝後は自然と目の前に賽銭箱にお金を入れたくなるでしょう。

 

 

綺麗な形のまま残る即身仏

初めて見る即身仏に言葉を奪われ色々な思考が巡ります。

 

 

すごい

 

色々なことを考えて色々感じることはあるけれど、結局はこの一言に尽きます。

 

 

どんな様子なのか?

両手を握り合わせ、座禅を組んだままの形で鎮座されています。

纏っている綺麗な法衣は発掘されたあとに着付けられたものでしょう。

顔も手も焦げたように黒く、目・鼻は空洞で数本の歯と骨と皮だけが残ったというような感じでまさにミイラです。

 

写真の掲載はあえて控えます。

これは実際にご自身の目で見て感じるべきだと思います。

 

どうしても写真が見たいという方は観音寺のGoogle Mapsをご覧ください。

写真を掲載している人がいます。

観音寺マップ → https://goo.gl/maps/5QPdpFbfwomV2mXZ7

  

 

即身仏になるためには
厳寒・酷暑・昼夜を問わない長く厳しい修行があり、体が死後の保存に耐えるように、肉食はもちろん、米・豆などの五穀を断って脂肪を避け、野菜・木の芽・草のみで命を繋ぐ木食行が行われました。

また、防腐剤として毎日漆を飲んだといわれています。

【引用】観音寺公式サイト

 

ここに至る過程を考えたら身震いがし、畏敬の念すら感じます。

繰り返しますが「写真よりも実際にご自身で参拝されることをオススメ」します。

おそらく感じる迫力が全然違うと思います。

令和最初の日にとても有り難いものを拝見させて頂きました。


大悲山 観音寺

住所

新潟県村上市肴町15-28

参拝時間

8:00~17:00
冬季間は16:30まで

拝観料

無料 

駐車場

あり
公式URL https://bukkaisamanokannonji.com


 

その他の村上市

ここからは特にこれっていうものに出会えなかった1日だったので一気にいきます。

 

おしゃぎり会館

マンホールカードを集めにやってきた「おしゃぎり会館」

カードだけもらってすぐ次へと思っていましたが、なんと!?

 

300円→無料

 

となれば見てみます!

どうやら村上大祭というお祭りに関する資料館っぽい。

 

よくある地方風俗の資料館でまぁこんなもんか。

って感じでしたが村上大祭というお祭りは1度見てみたい!

 

 

イヨボヤ会館

お昼ごはんに鮭を食べたいなー。

見つけたのはサーモンハウスとまさにそのままの食事処。

 

しかしメニューを見て・・・惹かれず。

隣の建物も鮭っぽいから見てみるか~と向かうとそこは「イヨボヤ会館」という日本は初の鮭の博物館でした。

 

しかもこの日は 600円→無料

 

となれば見てみます!

 

村上と鮭の関わりや鮭の育成などを見学できるももの正直600円は…。

もう少し下げたほうが満足度や広報的にもいいんじゃないかなーという1旅行者の勝手な意見です。

ままま、無料だったので今回は良しですよ。

 

 

 

道の駅 笹川流れ

笹川流れとはいったい?という疑問を胸に海を眺めます。

 

川もなければ、流れてもいない。

なんの変哲もないもない普通の海、透明だけど天気が悪くていまいち。

笹川流れって!?

 

調べてみました。

昔ここは笹川村という地名で潮流が激しかったから、だそうです。

な、なるほど…そこまで特別な場所ではないのかな。

 

 

日本国

日本国っていう場所があるよ。

え?日本国の中に日本国?どういうこと?

細い道を内陸部へ約7km、あった、日本国だ!

 

日本国「麓」郵便局?

ふもと?日本国とは…もしや?

 

山の名前だった。

写真を撮っていたら下山してきた小学生くらいの兄妹に声をかけられる逆事案発生。

聞くと登頂してご両親が遅いから置いて来たらしい。

やっぱり子供は身軽でいいなー、僕もすっかり身が重くなって…。

 

 

頂上にある休憩所でスタンプを押してくると証明書も発行してもらえるそうです。

ただし500円頂きますよ、ぐへへ。

 

 

山形県鶴岡市入り

道の駅 あつみ

GWということもあって混んでる混んでる。

お腹が空いたからご飯が食べたいんだーーーしかしここの食事処が総じて高い。

エビフライ定食1750円ってなにごと!?

ここは100円の「たまこん」と福島銘菓「薄皮饅頭」で飢えを凌ぐ。

 

 

あつみ温泉

そこに温泉街があると聞いてやってきました。

確かに温泉街はあるけれど人がいない。

ごごごゴールデンウィークですよね?

温泉街ってこんな感じで下火の所多いもんなぁ…。

廃業になった旅館もチラホラ、寂しい気持ちを胸に次へ向かう。

 

 

おいしい庄内空港

もう空腹です!おいしい庄内空港にはどんなグルメが待っているのか!?

空港は特に何もなかった。。。

記憶に残ったのは 6個で500円のたまこん くらいですかね。

 

だめだ…エネルギーが切れる…。

妥協してイオンタウンで「はなまるうどん」を食べたらすごく美味しく感じた。

やはり空腹は最大のスパイスなり。

 

というわけで即身仏以外はこれっていうものに出会えなかった令和最初の日でした。

が、翌日は違う!

次回はミシュラン掲載の出羽三山神社に登山参拝です。