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投入堂の登り方と参拝のすすめ【日本半周してた旅~第23話】

こんな断崖絶壁の窪みにどうやって建てたの!?という国宝「投入堂」は法力でお堂を小さくして投げ入れたいう伝説からその名がついたそうです。

 

そんなすごいものを間近で見てみたいとは思いませんか?

まずは遠目で見て確認をしましょう。

 

目指すはこの投入堂!

 

今回は前回の22話から時系列が少し飛んで4月4日の話となります。場所は鳥取県東伯郡三朝町にある三徳山三佛寺、投入堂3度目の挑戦の朝です。ちなみに読み方は「なげいれどう」 

アクセス

バスもあるようですが場所が場所だけに車をオススメします。駐車場は三佛寺の入り口から200mほど東の場所にあります。

 

参拝条件

安全のためではありますが、これが旅行者にはなかなか厄介なんです。

大まかに参拝条件の一部を挙げますと

  • 入山には2人以上が必要
    まず2人以上確保というので1人旅とっては壁。参拝したい日に同行してもらえる人を確保しなければなりません。
  • 雨や雪などの荒天時は入山禁止
    雨が降ったら滑るのでアウトー!かと言って遠方の人が天気を見て直前に日程を決めることは難しい。冬季は閉鎖されます。
  • 服装、靴のチェックが入る
    これを知らずに来ると結構厄介な目に遭います。簡単に言うと登山に適した靴ということですが詳しくは後述します。 

 

 

いざ登山参拝

2017年秋

雨天明けの朝に投入堂に電話してみると「多分無理」とざっくりとした回答で参拝断念。

 

2019年3月31日

前日は雨天、当日は小雨が降ったりやんだり、山間部では雪が降ったりで断念。しかし、後日談ではこの日の投入堂は登れたらしいのです。少しでも濡れてたらだめって電話で言われたのに!

 

なかなか来ることができないのに2連敗を喫しました。竹田城の雲海をすんなり見れることもあれば、こういうこともあります。

 

諦めずにまた来年以降チャレンジしますよ! 

という時に第10話で登場した天の邪鬼「せろをさん」から一本の連絡が入る。

 

「4月4日でよければ投入堂にお付き合いしましょうか?」

 

せろをさん!いつからそんなに素直ないい子になったの!?いい子って言っても我々おっさんなんですけどね。

 

  

2019年4月4日

3回目の挑戦にして天気は晴れ。愛知県民で言うところのベトコンです。

 

入山手続き

まずは入口でお寺の拝観料を400円を支払います。三佛寺の境内は結構広く、お堂や菩薩像など見るべきポイントがいくつもあるので投入堂と合わせて拝観すると良いですよ。

 

しかし我々は脇目も振らずに一番奥を目指し、階段を登る登る。

 

かなりすり減った石段を登り

 

本堂に到着

 

本堂の横を通って裏手に進むと投入堂の入山受付です。下の入口からここまで約10分。

 

参拝登山する人向けへの注意事項がずらーーーと記載されています。

 

入山受付で装備チェック

前述したとおり服装と靴のチェックが受付で入ります。スニーカーでも靴裏の起伏が少ないと認めてもらえないそうです。確実なのは登山靴、僕は地下足袋でOKでした。

 

靴が不適合とみなされた場合は受付で草履を購入する必要が出てきます。

 

このわらぞうりなら入山できますが、やめておいたほうがいいです。裸足+草履だと歩きにくいだけではなく、草木で足が擦れて傷だらけになります。

 

実際それで足が痛いと嘆いてる夫婦がいました。登山をナメてる僕から見てもナメてるなぁと思える格好の夫婦で軍手も何も持っていないし、多分途中で引き返したでしょうね。

 

受付チェックでOKが出たら入山料400円をお支払い。入口で支払った拝観料と合わせて800円が必要になるということです。入山名簿に名前と時刻を記入し、受け取った輪袈裟を装着して準備は完了。

 

 

10:00 登山開始

これより修験の地、張り切って参りましょー!ちなみに杖やスパイクなどは禁止です。

 

襲いかかる岩壁や土壁

これを見れば裸足草履は足に傷を負うとわかってもらえるはずです。ご利用は計画的に。

 

水分が残っているとぬめる地面、やはり滑らない靴は必須。

 

道なき道を行っているようですが、案内板はあるので迷う心配はしなくてOK。普通に登っていれば滑落の心配も必要ありません。

 

クサリ坂

登り始めて約25分。おそらく1番の難所に到達。ここは右側が登り専用、左側が下り専用で鎖を掴みながら1人ずつ通行します。

 

角度にすると70度くらいでしょうか。こっちの写真のほうが急さが伝わるかな?

 

中間地点まで登ったら下の人に登ってOKの合図を出します。

 

こんなルートなのでストックなどはかえって邪魔になります。クサリ坂を登りきったと思っても第2のクサリが現れる。

 

さらに狭い足場を渡るための横クサリ。

 

そしてまた縦クサリ。

 

文殊堂

登り始めて30分経過、文殊堂に到達です。ここで少し休憩タイム。

 

土足厳禁なので靴を脱いであがります。 

 

柵や手すりがないので油断すると落下します。しかも縁側は外側に向かって下がっているんですよ。 

 

いや~ここはまさに 絶景の休憩ポイント!

だけど少し怖いです。

 

この時点ですでに来てよかった感が漂います。あの天の邪鬼せろをさんも「来たよかったなー」と口にするほど。

 

20分ほどの休憩ののち、清々しい気持ちで険しい道へと再出発。

 

地蔵堂

登り始めて約55分、文殊堂のちょっと上にある地蔵堂に到達。造りとしては文殊堂と同じような感じですが、見晴らしは文殊堂のほうが良い。

 

釣り鐘

約60分で到達。文殊堂も釣り鐘もですが、どうやって資材をここまで運んだのでしょうか?もちろん車で上がれるような道は一切ありませんよ。 

 

鐘は一人一撞きでお願いします。

 

御一同様、合唱。

 

馬の背のような細い道を渡り

 

観音堂と胎内くぐり

岩窟に建てられた観音堂の後ろをくぐり抜けて先へ進みます。

 

胎内をくぐった所に設置された「←投入堂」の立て札。

 

ついに・・・!?

 

 

投入堂に到達

登り始めて67分での到達です。ひと目見た瞬間に思わず「すげーーっ」て声に出ました。

 

ほんと誰がどうやってここに建てたのか不思議で仕方ありません。上からロープを垂らして?昔は断崖絶壁じゃなくて地面があったとか?

 

横から見るとすっぽり窪みの中に収まっています。これなら雨や雪もある程度しのげるでしょうね。

 

いやぁすごい、ただただすごい。

 

ただし、ここが一番滑落の可能性が高いポイントなので注意!調子に乗ってはしゃいでいると一気に崖下です。

 

投入堂の右のほうにはミニ投入堂もありました。

 

あれ?そういえば賽銭箱はあるんだろうか?って思ったら投入堂に行く手前の岩に設置されていました。投入堂にしか気が向いていなかったから気が付かなかった。

 

それでは下山!って下山のほうが危険なのでより慎重に!無事下山したら入山名簿に下山時刻を記入して輪袈裟を返却。これにて投入堂参拝完結です!

 

3度目にしてついに悲願達成!

来年以降に持ち越しとなるところを救ってくれたせろをさん、ありがとうございました!

 

  

 

遠くから拝める遥拝所

 

投入堂に登るのは厳しそうだなーって思った方に朗報です。実は登らずに遠くから眺めることができるポイントもあるのですよ。

 

第一駐車場よりもう少し東に行った所に遥拝所から投入堂を拝めます。ちゃんと看板が出ているのですぐに分かるはずです。 

 

ここから遠望できるいうことなので振り返ると

 

○に見えるのが投入堂ですが写真ではわかりにくいですね。撮影日は雨天で雲が出ていたのでなおさら。

 

肉眼ではちゃんと見えるんですけど・・・って親切に双眼鏡まで設置されていました。 

 

望遠して見ると・・・

 

 

こう見ると正気の沙汰とは思えないやべーところに建っている感がよくわかります。本当どうやって建てたのか教えて偉い人!

 

 

投入堂の感想&まとめ

 

所要時間

20分の休憩と撮影しながらの登山で往復2時間でした。ペースとしてはゆっくりなので2時間程度見積もっておけば大丈夫でしょう。

 

装備

滑らない靴と軍手などの手袋は必須です!

現地で草履を買うのは前述した通りおすすめしません。シャツにジーンズという普段着スタイルで登る人もいますが、汚れてもいい服装のほうがいいですよ。

 

難易度

小学生でも登っているほどで登山難易度はさほど高くありません。危険というイメージかもしれませんが、装備さえちゃんとしていけばさほどです。携帯の電波は通じるので何かあったら救助も呼べます。

 

天候

地面が濡れていたら入山不可と聞いていましたが、多少地面が濡れていても意外と登れるようです。思ったよりも緩そうなので諦めずに現地に行ってみると良いかも知れません。でも登るなら断然晴れの日がいいですよ景色的に。

 

おすすめ度

行ける方は是非とも行ってみてもらいたい!参拝の道のりもアスレチックのようで楽しいもんです。階段をただ登るよりも疲れを感じさせない道のりです。

 

三徳山三佛寺 投入堂 ❐公式サイト

【住所】

三朝町大字三徳1010

【受付時間】

8:00~15:00
【入山料】 800円
【駐車場】 無料

 

 

動画

登山の様子をよりよくご覧頂けるかと思います。

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