札幌市から車で約2時間半、北海道積丹町にある神威岬は海の青さ・起伏のある形状・生い茂る草の緑が作り出す絶景スポットです。特に夏の海は積丹ブルーと呼ばれる見事な青色に染まり、もうこれは北海道の海で1番綺麗かもしれない!
駐車場とレストハウス
国道229号線に面した入場ゲートを通り、一本道を進んでいくとレストハウス前の駐車場に到着します。このゲートは終了1時間前に閉門されて入場不可・退出のみになってしまうので要注意!駐車場は100台以上は駐められる広さなのでよっぽどの繁忙期以外はすんなり入れると思います。
レストハウスの中ではお土産を買ったり、食堂でお腹を満たすこともできます。しかしメニューを見ると・・・うーん、観光地だなという感じは否めません。積丹の町にはウニを始めとした海鮮の食事処がいくつかあるのでそちらをおすすめします。
先端までは770m
さてここからが本番です。駐車場から岬の先端まで約770mの徒歩なのです!案内板には40分かかると書いてあります。これはなかなかの戦いになるかも…
と思っていたのですが、写真を撮りながらでも25分くらいで先端まで行けました。景色を楽しみながらだと結構あっという間に感じます。
とは言え往復1時間コースなので出発前にトイレは済ませておいたほうがいいです。さらに夏場はへばり気味に歩いている人もチラホラ、駐車場周辺に自販機もあるので必要に応じて飲み物をお忘れなく!
女人禁制の門まで5分
駐車場をスタートして登り道を進むこと約5分、女人禁制の関所に到着です。
念のためのお知らせですが、今は女人禁制ではないですよ!女性の方も自由に入れます。なぜ女人禁制だったのかは諸説あるので割愛しますが、怨念とかの類だそうです。
これは当時のものではなく積丹町が伝承のために再建したもの。ここより先の旧女人禁制エリアが本格的な神威岬、そして絶景エリアです。
積丹ブルー
関所をくぐると早速目に飛び込んでくる積丹ブルー!
ただ青いだけではなく、透過する石の色と混ざってエメラルドっぽいグラデーションも見て取れます。
念仏トンネル
少し進むと念仏トンネルという岸壁に空いた穴が見えるポイントに到着。遊歩道が整備される前は海岸線を歩いて灯台まで往復していたそうで、そのために実際に使われていたトンネルです。
念仏トンネルはこの写真のどこにあるか見つけてみてください。
岸壁にズーーーム!
青い◯で囲んだ部分が念仏トンネルになります。
正直ただの穴にしか思えなかった・・・。むしろその横のニョキっと立っている岩のほうが気になります。ちなみに今でも海岸線を歩いて行けばトンネルを通れるそうですよ。僕は行きませんよ!
緑と青のコントラストが映える
それにしても青い、美しい。
さらに進んでいくと先端近くにある灯台が見えてきます。この起伏ある形状も美しい。
でも実は神威岬の起伏は帰り道のほうが美しく見えるんですよ。
雲の白、空の青、海の青、山の緑、そして起伏が・・・もうすごい。実際に肉眼で見るこの景色はもっと素晴らしいのでお見逃しなく!
この景色も見れたし、すごく青い海も見れたしもうすでに満・・・いかんっ!岬の先端がまだあるのだ!!
灯台までで約23分
灯台は登れず案内板を読むくらいで特に見どころはありません。でもここがゴールではないのでガッカリすることなかれ!もうちょっとだけ続くんじゃ。
神威岬の突端までで25分
海を挟んで向こう側に見えるローソクのような岩は「神威岩」という奇岩、これが最先端の証です。
これにて神威岬踏破!
ここでまた後ろを振り返ってみると・・・
↑北側
↓南側
良い景色!
ここから海を覗き込むと・・・
浅い場所でもしっかり青い!
なぜこんなに青いのか?ってくらいに青いです。私の記憶が確かならば・・・こんな色合いの海は他では見たことがありません!誰か入浴剤でも入れたんじゃないかと疑うたくなるほどです。
縁起物?小銭が散乱…
出ました妖怪小銭撒き。景勝地などで小銭を置いていくこの儀式ってなんなのですかね?
普通に景観を損ねるだけで良くない文化?風習?だと思うのですけど。逆手に取って「幸せへの箱」みたいなネーミングで賽銭箱的なものを置いたら、みんなそこにお金を入れるから清掃と収益の一石二鳥なんてことになるんじゃないかな?とか思ったり。
個人的には景勝地における「小銭ばら撒き」と「南京錠乱舞」は汚いので反対!恋人の聖地とかはもう少し綺麗な南京錠の設置を考えてもらいたいものです。
夕陽の神威岬
9月中旬~10月は海に沈みゆく夕陽も綺麗に見れます。そしてカップルの影もまた絵になるんです。

神威岬まとめ
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積丹ブルーの本領発揮は夏
波が穏やかになるため青さと透明度が際立ちます。青さのベストタイムは10時~14時くらい、太陽が高い位置にある時間帯に行けばブルー確率アップ! -
基本的に風が強い
強風によって思っていた以上に寒いなんてこともままあります。防風・防寒・頭の上の被り物にはご注意を! -
6~8月はウニ漁解禁
積丹町はウニが超有名でこの時期はエゾバフンウニが食べられます。ウニと神威岬をセットで回られてはいかがでしょうか?
という北海道の絶景、神威岬でした!
神威岬 | |
住所 |
北海道積丹郡積丹町大字神岬町草内 |
入場時間 |
4月 / 8:30~17:30 ※最終入場1時間前まで |
定休日 |
年中無休 |
滞在時間 |
約1時間 |
料金 |
無料 |
駐車場 |
無料 |
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