鳥取県北栄町は名探偵コナンに会える町!
作者の青山剛昌氏が北栄町の出身で、JR由良駅から青山剛昌ふるさと館までの約1.4kmを「コナン通り」と名付けられています。そこにはコナン駅があり、米花商店街があり、新一の家があり、コナン大橋があります。そして各所には登場人物たちも出現。
北栄町のコナン町おこしは現在進行系でかなり本気。ここ数年での進化もかなりのものです。そんなコナン通りを巡って北栄町の本気を体感してきました。
由良駅前エリア
まずは北栄町の玄関口となる由良駅周辺から探索スタートです。
コナン駅(由良駅)
由良駅という名は世間一般に向けた仮の姿で、この町ではコナン駅というほうが正しいのかも知れない。と思わせるこの外観。
駅前ロータリーの真ん中では少年が仁王立ちし、駅舎から出てきた観光客に向かって『よく来たなバーロー』と言わんばかりの指差しポーズを決めています。
観光案内所
駅舎の隣には観光案内所があってコナン関連のグッズや記念品が濃密にずらりと展示されています。これは小さなコナン記念館とすら言えるレベルかも?
ちなみにこちらの観光案内所ではコナンデザインのマンホールカードが無料でもらえます。コナンの後ろにいる二人はスイカと長いも、北栄町特産ですよ。
駅前広場
広場にもビシッと指差す少年の像、そして顔出しパネルがありました。彼と一緒に記念撮影がしたい?安心して下さい、カメラ台が設置されていますよ!
コインロッカー
駐輪場の横に怪盗キッドが参上しているコインロッカーを発見。保管するためのロッカーに怪盗が現れるとはこれいかに。
ロッカー自体に漫画のシーンとキャラクターを描かれています。鍵には各キャラクターのキーホルダーがついているという小さなこだわりがナイス。

公衆トイレにも怪盗と少年。男子マークがコナンで女子マークが蘭など、ちょこちょこと細かい工夫が各所に施されています。
駅前通り
コナン駅前から始まるコナンストリート。ここから青山剛昌ふるさと館に向けて進みつつ、出会えるコナンスポットを紹介していきましょう。

駅前ロータリーの江戸川コナンから始まり、吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太、灰原哀、約300mの間に少年探偵団の5人が待ち伏せています。
図書館にもコナン。英語で歓迎のメッセージを記しているとおり、実際にコナン目当ての外国人観光客も多いのです。

入口の前には蘭を待つ新一の姿。このあと彼は…
北栄町役場エリア
続いてコナン駅から約400m移動して北栄町役場へ。ここには2023年に新設されたキャラクターが⋯、特産品のスイカを食べている!

駐車場と庁舎の間にいたのは黒ずくめの⋯ジンとウォッカ!

手に持っているのは本ではなく新一を子供にした薬!?

今まさにこれを使おうという悪い表情も見事に造形されています。


この町のキャラクター像たちはどれもクオリティーが高い。それだけ町が本気だということですし、ファンには堪らないコナンワールドはまだまだ続きます。
米花商店街エリア
町役場から200m北上したところには米花商店街。ここではなぜか事件がよく起きるようですが、この日は至って平和なムード。実際に買い物や食事をして楽しめるようになっているので入っていきましょう。
新一の家
工藤と書かれた表札。ここはまさかコナンの…、いや新一の家です。門に設置されたインターフォンを押してみてください。ちゃんと応答してくれるのですよ。何パターンかあるので数回押してみるのがポイントです。

商店街の奥へ入って行くと新一と蘭に遭遇。割って入る隙間はなさそうです。

喫茶ポアロ
実はさきほど新一の家だった建物は表向きは工藤家ですが、横から見ると喫茶ポアロだったりするのはここだけの話。
喫茶ポアロはちゃんと食事もできる本物の喫茶店。ここですごーく気になったのは1220円もするナポリタンの存在です。エビフライカレーよりもお高い、こんな高級なナポリタンならば何か仕掛けがあるのだろうか?
ポアロの裏手ではコナンがベンチに座っているので肩を組んで記念撮影でもいかが?
コナン百貨店とコナンジェラート
建物の左側がコナン百貨店で右側がジェラート店。1つの建物ですが出入口はそれぞれ別になっています。
コナン百貨店はコナングッズやご当地のお菓子などを取り揃える土産店。ここでしか買えない限定グッズも多数ありますよ!
コナンジェラートのメニューはこちら。

APTX-4869(アポトキシン-シャーロック)は大山ミルクと木イチゴのダブルジェラート、少年探偵団は「抹茶=光彦、ベリー=哀、チョコ=元太、マンゴー=歩、大山ミルク=コナン」に見立てた5種盛りコーン。
やはり気になるのはAPTX-4869。しかし「全ての細胞が幼児化してしまうかも?」という注意書きもあるので購入の際にはお気をつけを。

米花商店街 | |
住所 |
鳥取県東伯郡北栄町由良宿1293 |
営業時間 |
店舗によるため下記サイト参照 |
定休日 |
店舗によるため下記サイト参照 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://conan-town.jp/free/beika |
服部平次と遠山和葉
米花商店街の駐車場の前にいるのが西の名探偵とその恋人。どうやらバイクに乗って鳥取まで遊びに来たようです。

「TOTTORI ROAD MAP」を眺めて道を調べる平次の様子を心配そうに見つめる和葉の手には缶コーヒー。なかなか芸が細かいですね。

コナン大橋
米花商店街のすぐ横、由良川に架かっているのがコナン大橋です。コナン駅のような仮称ではなく正式名称なのですよ。
橋の途中にはパネルが数枚設置されています。でも何か違う漫画の主人公が紛れ込んでいるぞー?
青山剛昌ふるさと館エリア
最後に米花商店街から北上して青山剛昌ふるさと館へ。その途中にあるバス停のような場所でうなだれて座っている人を発見!?まさか彼は…
眠りの小五郎ベンチ
ここはバス停でもなんでもなく、このオジサンのために作られたベンチだったのです。
そして犯人はヤツでした。
青山剛昌ふるさと館
青山作品の展示スペースとショップが合わさった施設で、道の駅大栄に隣接しています。さらに2027年には米花商店街横の巨大迷路跡地に移転してリニューアルオープンとなるそうで、コナンの勢いはまだまだ衰える気配を感じません。
屋外に展示されているのは阿笠博士とその愛車。

さらには、とある怪盗と少年探偵。

遠くの獲物を見つめる怪盗。

単行本のフォトスポットなど色々とあるので探してみてください。

館内の展示スペースは有料となりますが、併設のコナンショップは入場自由。この時は小学生たちが押し寄せていたためになかなかじっくり見ることもままならず…。現代の小学生にも人気があるとはコナンパワーは改めてすごい。
もちろんここでしか買えないオリジナルグッズもありますよ。こちらは1人1個に限定されている缶バッジ。今思えば1つ買っておけばよかった⋯。

全国各地で見かける昔ながらの記念メダル販売機を発見。これを利用する人って本当にいるのかな?と疑問でしたが、ここのメダルはコナンデザインでちょっと良いかも。他所でもこういうメダルならもっと売れるかもしれせんね。
青山剛昌ふるさと館 | |
住所 |
鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414 |
営業時間 |
9:00~17:30(最終受付17:00) |
定休日 |
年中無休 |
入場料 |
展示館|大人700円 / 中高生500円 / 小学生300円 ショップ|無料 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://www.gamf.jp |
その他のエリア
町内に散らばって設置されているコナンスポットもありますので紹介しておきます。
毛利蘭
コナン駅から北に約400mの場所にポツンと設置されているのが蘭姉ちゃんの銅像。漫画のワンシーンが背景になっています。

単行本パネル石板
単行本の表紙絵をパネルにした石板が町内各所に点在しています。設置場所は駅前の観光マップに記されているほか、青山剛昌ふるさと館の公式サイトでも確認できます。

動画
その他のコナンスポット
北栄町のコナンは現在進行系で拡大しており、前述のとおり2027年には新たな青山剛昌ふるさと館がオープン予定。ファンにとっては時間をおいて再訪する価値の高い場所が北栄町なのです。
さらに北栄町以外でも鳥取空港がコナン空港となっており、しっかりとした見応えがあります。コナン巡りをするなら空港もお忘れなく!
鳥取県の漫画・アニメでの町おこし、特にコナンと鬼太郎にはかなりの熱量が入っていて感心するばかりです。
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