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龍宮窟とサンドスキー場|大地が作った神秘のハートと永久機関の砂の斜面【静岡観光スポット】

伊豆半島ジオパークの公式サイトでもアクセスランキングトップとなっている龍宮窟。実際に現地へ行ってみると確かに観光客の数は多く、明らかに女性比率が高い。その人気の理由はハート型に見える自然の地形!?

 

伊豆半島ジオパーク旅2022、シリーズ第4弾は『龍宮窟と隣接するサンドスキー場』の登場です。なおこのシリーズはちょっと無駄にテンション高めでお送りしております。

龍宮窟

龍宮窟は入場無料。ですが、駐車場は有料で15台分ほどしかありません。近隣に他の駐車場も少ないため繁忙期は駐車待ちの覚悟がいるでしょう。駐車料金は普通車500円、バイクも500円というちょっと奇妙な設定。

遊歩道から見るハート

駐車場の裏から階段を登り一周する遊歩道へ。早速現れたハート♥がこれだっ!

 

んー…。

 

遊歩道には何ヶ所か展望ポイントがあるのでより良い♥を求めて移動していきます。こっちはどうだ!?

 

んーんー…。

 

忖度なしで正直に言うと、なかなか強引ですね。自分はMの某ハンバーガーチェーンを連想してしまった…。もしかして我々はどこぞのインフルエンサーに乗せられていたとか?誰がハートだなんて言っているのだ!?

 

それは伊豆半島ジオパーク公式でした…。

中から見る龍宮窟

案内板を見ても『その♥の切り取り方は…』と思ってしまう自分は心が穢れているのでしょうか?であるならばハートに近づけば心が浄化されるかも?龍宮窟の中へと潜りましょう。

 

洞窟内の階段を降りいった先には何やらしゃがみこんでいる人々が。

 

あーなるほど、波打ち際の手前に規制線があるため上を眺めずらい。だから姿勢を低くしていたということですか。

 

龍宮窟の成り立ちを簡単に説明しましょう。

  1. 隆起した土地に波が横から押し寄せます
  2. 柔らかい部分が削られ、洞窟ができます
  3. 成長した洞窟の天井が崩落して穴に

 

そうやってできた龍宮窟を下から眺めるとこういう状態というわけです。ハートはともかく地学的には面白い!

 

あくまで個人の感想ですが、ハートに期待して行かないほうが心のためです。でも内側から見る龍宮窟はちょっと神秘的。心が少し綺麗になった気がします。

サンドスキー場

続いて龍宮窟のお隣にあるサンドスキー場へ。駐車場はそのまま利用していてOKです。

 

スキー場ですが設備は何もありません!ただ砂の斜面があるだけ、各自で自由に遊んでくださいスタイルです。近隣のショップにてソリのレンタルがあるらしいのですが、自分はビニールシートで参戦します。

斜度30度を登る

これは思った以上の急斜面。滑り降りるにはこの砂の斜面を歩いて登る必要があるわけで、体力的に短期決戦間違いなし!

 

足首の上まで砂に埋まりながら登るのはなかなかハード。油断すると下にずり落ち後退してしまうので慎重に。ハァハァ…。靴のまま登ったら悲惨なことになりますよ。

 

ここまで登れば十分でしょう。ビニールシートをお尻の下に敷いて、3・2・1・GO!

 

全然進まなーい!

砂が柔らかくてそのままお尻が埋まってしまうのです。ダンボールを使ってもダメなようで、ソリのようにある程度の面積と硬さがないと滑っていきません。よろしい、ならばスキーの要領だ。素足で立ったまま滑り降りるだけさ!

 

砂が下にたまらない理由

滑れば滑るほど砂は下に落ちていくわけで、どうやってスキー場を維持しているのだろう?と疑問に思われた方、素晴らしい着眼点です!という自分もこれを書いていて疑問に思ったわけですが、調べてみました。

 

下に落ちた砂を上まで運んでいたのはここに吹き込む風。当時はそんな風もなく気づきませんでしたが、特に風の強い冬場には海岸から丘に向かって砂が吹き上げられていく様子が見られるそうです。

 

落ちた砂を風が上まで運び、丘が高くなりすぎると砂は自然と転がり落ちて約30度という斜度で安定する。この無限ループがサンドスキー場のトリック!まるっとお見通しになれましたか?

 

 

さて今回の龍宮窟・サンドスキー場は行ってみてどうだったか?それはどちらも引き分けという結果で丸く収めておこうじゃありませんか。それが大人のハートというものです。

龍宮窟・サンドスキー場

住所

静岡県下田市田牛444

定休日

年中無休

所要時間

30分程度

入場料

無料

駐車場

普通車500円
公式URL  
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