伊豆半島ジオパークの代表的な存在である大室山。全体が草原に包まれた綺麗な山肌、傾斜がほぼ一定のフォルム、ぽっかりと空いた火口が特徴的な、いかにもジオパーク的な観光スポットです。
というわけで伊豆半島ジオパーク旅2022シリーズ第2弾は『夕陽に照らされた大室山から見えるのはどんな景色なのか?』がテーマです。なおこのシリーズはちょっと無駄に高めのテンションでお送りしております。
大室山
小室山、城ヶ崎海岸などを巡り大室山にやってきた日没間際の時間帯。リフト運行終了に滑り込みセーフ!夕陽に照らされる大室山、そこから見えるのはどんな景色なのか?
山上へはリフトでGO
大室山は山体保護のため登山が禁止されています。登る方法はただひとつ、リフトに乗ること。当時の往復料金は大人700円でしたが、2023年7月現在は値上げとなり『大人1000円・こども500円』です。
リフトは二人乗りで犬の同乗も可。小室山リフトも同乗可でしたし、伊東エリアは客層的にペット連れの方が多いようですね。
乗車時間は約6分と長くありませんが、リフトの効果は抜群だっ!なにせこの急斜面を登るのですから。仮に歩いて登れたとしてもこれならリフトを選んでしまうな…。
標高は580m
リフトを降りてすぐのところに標高580mのフォトスポット。伊豆の山並みの向こうに富士山が頭を出しています。霞んでいる状況でもこれは良い景色!
お鉢めぐり
さてここから1周約1kmの火口をぐるりお鉢めぐりへ。
太陽はすでに火口の淵にかかり始めている!リフトの最終時刻も迫っていますし、少し急ぎ目で回らねばなりません。
遊歩道は舗装がされていて勾配も緩やか。確かにこれなら一周20分でいけそうです。と思っていた頃が私にもありました。
火口まで綺麗な草原
少し登ってから振り返ると、リフト乗降場の向こうに富士山。火口は凹みの隅々まで草が綺麗にびっしりと。
火口の中はアーチェリー場となっているので利用者ならば下まで降りられるのですって。でもなぜアーチェリー?あ…💡…風がないからとか!?
東を向けば広がるオーシャンパシフィックピース。
最高地点から
リフトのほぼ反対側が大室山の最高地点。大室山は草原に覆われた緑が魅力的な景色であるわけですが、日没近いこの状況ではそれが活きずあまり映えないかも…。
しかし太陽はまだ生きています。夕陽を浴びてススキが黄金色に輝いている!
夕日で輝く西側の草原
山際へと沈む一点の太陽、というシチュエーションもまた良い風景じゃないですか。よしこれを『ダイヤモンド天城』と呼ぶことにしましょう。
山上の東側は日陰でイマイチな感じでしたが、西側に来ると本当に一面が輝いて見える!緑が映えないと思いましたが、日没ならではのこの雰囲気はすごく良い!
名残惜しいですが最終リフトの時刻が迫ってまいりました。太陽を背に長い足を駆使して急いで戻りましょう。
一周を終えたリフト乗り場にてお鉢めぐりのタイムを計測。その結果は20分…ではなく30分!?最後のほうは急ぎ気味だったのに30分です。最終リフトが迫っていなければもっと時間をかけていたでしょう。
20分では物足りない夕景
単に一周するだけなら20分で回れます。急ぎ足ならば15分でも回ってこれる。しかし景色を楽しんだり撮影込みならば30分でも足りなかった!特に夕暮れ時は頂上を越えた先の後半部分で足が止まりがちに。
リフト最終ギリギリじゃないと輝く夕景が拝めない。夕陽を狙うと滞在時間に余裕がない。そんなジレンマの中で見る景色はちょっと哀愁すらある山・海・街の雰囲気がなんとも良かった。という調査結果となりました。
大室山 登山リフト | |
住所 |
静岡県伊東市富戸1317-5 |
営業時間 |
3~9月|9:00~17:00 10~2月|9:00~16:00 |
定休日 |
年中無休 |
所要時間 |
1時間程度 |
料金 |
おとな1000円 こども500円 |
駐車場 |
無料 |
公式URL | https://omuroyama.com |
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